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与党の「党員1人1票」案 中央委員会で否決

与党の「党員1人1票」案 中央委員会で否決

Posted December. 06, 2025 10:10,   

Updated December. 06, 2025 10:10


与党「共に民主党」は5日、中央委員会を開き、代議員と権利党員の票価値を同一にする「1人1票制」に関する党憲改正案を採決に付したが、28票差で否決された。鄭清来(チョン・チョンレ)代表が就任当初から強力に推進してきた1人1票制の導入にブレーキがかかり、指導力に打撃が避けられないとの見方が出ている。

改正案の賛否投票では、中央委員596人中373人が投票し、賛成271票、反対102票で、成立に必要な在籍中央委員の過半数(299票)に届かなかった。また、来年の6・3地方選挙で広域・基礎比例代表の選出方式を権利党員100%に変更し、青年予備選加算点の基準を調整する内容の党憲改正案も、賛成297票で在籍過半数に2票足りず、中央委の壁を越えられなかった。事務総長の趙承来(チョ・スンレ)氏は「中央委員の判断を尊重する」としながらも、「党員主権強化への歩みは続く」と述べた。

否決をめぐっては、党内外から「改正案に反対する中央委らの組織的な不参加があった」との解釈が出ている。「代表の再任を狙った布石」「拙速な改革」との批判も出たが、脆弱地域である慶尚道(キョンサンド)や江原(カンウォン)の代議員への加重値の付与など十分な補完対策なく押し切った結果ということだ。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com