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地方選・ミニ総選6カ月前…国民の審判を受ける道しか行かぬ与野党

地方選・ミニ総選6カ月前…国民の審判を受ける道しか行かぬ与野党

Posted December. 06, 2025 10:09,   

Updated December. 06, 2025 10:09


来年6・3地方選挙は、今年の6・3大統領選からちょうど1年後で行われる全国同時選挙だ。特に今回は、選挙区国会議員の公職選挙法裁判による議員職喪失、地方選出馬のための辞職により、最大20カ所前後で「ミニ総選挙」級の再・補欠選挙が同時に行われる見通しだ。単なる地域代表選びを超え、李在明(イ・ジェミョン)政権1年の評価、非常戒厳と弾劾事態後の与野党政治に対する審判という意味を持つ。

与野党は「地方権力交代」「李在明政権審判」を掲げ、勝利に向け総力戦の構えだ。絶対多数議席に行政権まで掌握した巨大与党「共に民主党」は、野党が唯一優位を占める地方権力まで掌握し、総選勝利と政権再創出の基盤を築く構想だ。一方野党「国民の力」は、「内乱扇動」と立法独走に没頭する与党を審判し、保守壊滅危機のトンネルから抜け出す反転の契機をつくる覚悟だ。与野党双方に今後の国政のエンジン、保守再建が懸かった勝負どころである。

しかし最近の与野党の姿を見れば、本当に選挙まで6カ月なのか疑うほど民心と逆行している。勝利の核心は無党派の心を掴むことにあるが、与野党とも極端な強硬支持層に閉じこもり、中道無党層を遠ざける行動ばかりだ。与党は「内乱清算」を掲げた過剰立法を強行し司法までも揺さぶり、野党は依然として戒厳の泥沼に沈み、時代錯誤の「尹アゲイン」勢力とも手を切れずにいる。内部争いを隠すため、相手を悪魔化する党派的争いに血眼になっているだけだ。

選挙が近付けば与野党は手のひらを返したように統合と反省を叫び、民心にすり寄るだろう。しかし国民は既に政府与党の国政運営能力と姿勢、第1野党の再建と牽制能力を厳しく評価している。強硬支持層だけを見つめ、選挙期になると吐き出す口先だけの言葉にも、相手の失敗待ちに終始する無能な勢力の戯言にもだまされない。何より民心は、分裂と対立を煽る過剰と偏向の政治勢力を容赦なく厳しく審判するだろう。