Go to contents

「ドローン・ガイ」と呼ばれる男 ウクライナ戦争の妥結へ動くトランプ氏の腹心

「ドローン・ガイ」と呼ばれる男 ウクライナ戦争の妥結へ動くトランプ氏の腹心

Posted November. 27, 2025 08:59,   

Updated November. 27, 2025 08:59


トランプ米大統領は25日、ロシア-ウクライナ戦争の終結に向けた和平協定の合意が「非常に近づいている」と述べた。特に、今回の合意を仲裁するドリスカル米陸軍長官を近くウクライナの首都キーウに送り、最終妥結を促す意向を示した。CNNは、外交経験が全くない職業軍人であるドリスカル氏がウクライナ戦争の仲裁役として登場した背景には、大統領の格別な信任と、米軍人に対するウクライナ側の信頼があると分析した。

今年2月に就任したドリスカル氏は、特に陸軍の無人機(ドローン)技術開発事業に注力している。トランプ氏がドリスカル氏を「ドローン・ガイ」と呼ぶのもそのためだ。

CNNによると、ドリスカル氏は今月初め、ドローン技術に関する協議を目的にキーウ訪問を準備する中、ホワイトハウスにいた際、大統領から突然「ウクライナがロシアとの和平協議に早期復帰するよう促せ」という指示を受けたという。国際紛争解決に、職業外交官ではない人物を起用する「トランプ流の人事スタイル」だ。

ウクライナは米国から軍事装備や訓練支援を受けており、米軍人への信頼が厚い。また、ドローンは、国力と戦力でロシアに劣るウクライナが3年半以上も戦争を続けるうえで大きな役割を果たしてきた。トランプ氏はしばしばドリスカル氏にドローンが戦況に与える影響を尋ねたという。CNNは、ドリスカル氏が「ドローンは比較的安価で大量生産が可能であり、戦闘に適している」と答えたと伝えた。

ドリスカル氏はノースカロライナ州バーンで生まれ、2007年に陸軍士官候補生学校を経て機甲将校として任官した。09年にイラク・バグダッドで勤務した後、除隊してイェール大学ロースクールに進学し、法務専門学位を取得。この時、同窓のバンス副大統領と知り合い、親交を深めた。BBCは、昨年の大統領選で、ドリスカル氏がバンス氏からの電話を受け、政界入りしたと報じた。当時、バンス氏は共和党全国大会を控え「私の選挙キャンペーンに参加してほしい」と要請したという。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com