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99.8kmの難コース、女性でただ1人完走 158人中54人が脱落

99.8kmの難コース、女性でただ1人完走 158人中54人が脱落

Posted November. 08, 2025 07:18,   

Updated November. 08, 2025 07:18


「同僚たちは(私が)女性だからといって手加減してくれなかった。私を事実上『放置』してもらったことが、完走できた秘訣だと思う」

チョ・ミンジョン氏(26)は7日、慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)で開かれた「ツール・ド・慶南(キョンナム)2025スペシャル大会」第1区間を3時間9分48秒でフィニッシュした後、このように語った。チョ氏は同日、女性参加者の中で唯一コースを完走し、女性1位の選手に贈られるピンクのジャージの主人公となった。ピンクのジャージは、エリート大会とは異なり男女統合で行われるマスターズ(同好会)大会でだけ贈られる「特別ジャージ」の一つ。

この日、チョ氏が走破した第1区間は最も難度の高いコースだった。知世浦(チセポ)遊覧船ターミナルを出発し、鶴洞(ハクドン)交差点、多大(タデ)港、マンチ峠などを経て一運面(イルンミョン)の上り区間で終わる99.8kmのコースで、大会3区間の中で最も長い。上りと下りが繰り返され、獲得高度(レース中に実際に上ったすべての上り高度の合計)は2300mに達し、体力的負担も大きい。

実際、この日のレースに参加した158人の選手のうち54人が、体調悪化や落車、機材トラブルなどの理由で完走できなかった。女性参加者3人の中でフィニッシュラインを越えたのはチョ氏だけだった。チョ氏はレース後、「ツール・ド・慶南スペシャルは同好会の間で『夢の大会』と呼ばれている。初出場なので不安もあったが、最も難しかった第1区間を良い成績で終えられてうれしい」と話した。

チョ氏は「純粋」なサイクル同好会メンバーだ。自分を普通の会社員だと紹介したチョ氏は、新型コロナウイルス感染症が流行した2020年、漢江(ハンガン)で公共自転車「タルンイ」に乗っていた時、ロードサイクルの同好会メンバーが走る姿を見てサイクル競技に入門した。

それまでに経験した運動といえば、約6カ月通ったフィットネスセンターが全てだったという彼女だが、今では「本物」のサイクリストになった。毎週400km走行を目標にトレーニングしてきたチョ氏は「平日は個人練習、週末はチーム練習をして大会に備えた。チームでも唯一の女性だが、男性選手と同じ練習量をこなそうと努めた。高強度トレーニングの経験が、厳しい区間を耐え抜く土台になった」と語った。

個人総合1位に贈られるイエロージャージは、2時間47分03秒で最初にフィニッシュしたユ・グムチャン氏(23)が手にした。マンチ峠地点を最初に通過したキム・ヒョンジュン氏(27)は、山岳王(King of Mountain)の象徴である赤い水玉ジャージを着用し、45歳以上で1位となったキム・ジンピル氏(46)は2時間48分23秒のタイムで金色の水玉ジャージに袖を通した。金色の水玉ジャージもピンクのジャージと同様、マスターズ大会でのみ贈られる。


巨済=チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com