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「APEC来客をもてなせ」 決済・言語・交通の壁をなくしたK観光

「APEC来客をもてなせ」 決済・言語・交通の壁をなくしたK観光

Posted October. 30, 2025 08:36,   

Updated October. 30, 2025 08:36


アジア太平洋経済協力会議の(APEC)の首脳会議に合わせて、韓国を訪れる世界各国の来訪者が不便を感じないよう、決済・言語・交通などの障壁を下げる多様な施策が整えられた。韓国観光公社は29日、「世界各地から訪れる外国人の利便性向上のため、観光インフラを整備した」と発表した。

観光公社はまず、QRコード決済を好む中華圏や東南アジアからの来訪者に向け、7月から慶州(キョンジュ)を含む慶尚(キョンサン)圏の飲食店・店舗など2万か所余りにモバイル簡易決済の標準QRを配布した。従来も海外のペイアプリを通じたQR決済は可能だったが、店主も外国人も操作方法を知らないことが多かった。標準QRには、下部に決済が可能なアプリ20種余りを表示し、上部にはウィチャットペイやアリペイ、ユニオンペイなど決済会社との共同割引キャンペーンも紹介した。

北米からの来訪者は、近距離無線通信(NFC)決済に慣れていることが多い。これに対応し、ThePayやNaverPayなどの関連決済インフラの普及を支援するほか、NFC決済が可能な慶尚圏5000か所余りの位置を韓国観光統合プラットフォーム「VISITKOREA」(visitkorea.or.kr)で案内した。プリペイドカードを好む日本や香港などからの来訪者向けには、国内のプリペイドカード会社と協力し、慶尚圏で支払った外国人にキャッシュバック(1万ウォン以上の支払いで2000ウォン)を実施する。

観光公社は言語の壁を下げるため、多言語観光情報も提供している。慶州地域の優良飲食店やカフェ、お土産店など124か所の情報を、慶州コンベンションビューローのホームページで英語・中国語・日本語の3言語で提供する。また「VISITKOREA」内にAPEC首脳会議の特設ページを開設し、関連QRコードをウェルカムカードに搭載して参加者が観光情報に容易にアクセスできるようにした。

観光公社は、外国人観光客の移動支援策も整えた。首都圏と慶北地域を結ぶ高速バスやレンタカーなどに最大30%の割引を提供。慶北主要観光地やショッピング施設で特典がある外国人専用「慶北ツアーパス」商品を、グローバル旅行総合プラットフォームで販売している。

宿泊施設や観光地の点検も済ませた。7月と9月には慶州地域の民泊運営者や開業予定者250人余りを対象に、安全・衛生・マーケティング教育および個別コンサルティングを実施し、関連ガイドラインも配布した。さらに国民参加型の「慶州特別見守り団」を設置し、観光客の立場から感じる不便や不満を点検。見守り団は、APEC首脳会議の期間中も観光サービス点検に当たる。

このほか、公社は各国メディアや旅行業界の関係者を招き、慶州を中心とした観光商品を紹介するなど、地域固有の魅力を発信している。ソ・ヨンチュン観光公社社長代行は「APEC首脳会議は、慶州と韓国の観光魅力を世界に示す絶好のチャンスだ」と述べ、「参加者に最高のK観光体験を提供し、地域観光の活性化と訪韓外国人の持続的増加につなげるよう最善を尽くす」と語った。


趙鍾燁 jjj@donga.com