
8月に米メジャーリーグサッカー(MLS)にデビューした孫興慜(33・LAFC)が、わずか10試合の出場で「最優秀新人」に贈られる新人王候補に名を連ねた。
MLS事務局は24日、公式ホームページを通じて2025シーズン個人賞各部門の候補(上位得票者)を発表した。各クラブの技術スタッフや選手、記者を対象にした投票はすでに終了しており、部門ごとに多くの票を得た上位選手が「最終候補」として公開された。最終受賞者はMLSカップ・プレーオフ(PO)期間中に発表される予定だ。
孫興慜はアンダース・ドレイヤー(27・サンディエゴ)、フィリップ・ツィンカーナゲル(31・シカゴ)とともに新人王候補に挙げられた。孫興慜が候補に入った部門は、他国リーグなどでプロ経験を積んだ後、今シーズンMLSにデビューし、500分以上出場した選手を対象とする「ニューカマー(Newcomer)」だ。年齢制限がある欧州リーグの新人賞とは性格が異なる。MLSでは22歳以下の選手の最優秀選手には「ヤングプレイヤー・オブ・ザ・イヤー」が別途授与される。
孫興慜はLAFC加入後、リーグ戦10試合に出場し9ゴール3アシストと際立った活躍を見せた。LAFCは孫興慜の活躍を支えられ、西カンファレンス3位でPOに進出した。孫興慜と受賞を争うドレイヤーは34試合で19ゴール19アシスト、ツィンカーナゲルは32試合で15ゴール15アシストを記録している。
「サッカーの神様」リオネル・メッシ(38、インテル・マイアミ)は最優秀選手(MVP)最終候補に名を連ねた。メッシは今シーズン28試合に出場し、29ゴール19アシストを記録して得点王にも輝いた。メッシは孫興慜とLAFCでの華麗なコンビネーションを誇り、「フンブ・デュオ」と呼ばれるデニス・ブアンガ(31・24ゴール9アシスト)、ドレイヤーらと競う。
インテル・マイアミは同日、メッシとの3年契約延長を発表した。2028年までインテル・マイアミでプレーするメッシはクラブを通じて「来年完成予定の新本拠地マイアミ・フリーダムパークで試合ができることを楽しみにしている。マイアミに来て以来、本当に幸せだ。これからもこのチームでプレーできることを嬉しく思う」とコメントした。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com






