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韓国の1人当たりGDP、22年ぶりに台湾下回る見通し

韓国の1人当たりGDP、22年ぶりに台湾下回る見通し

Posted September. 15, 2025 09:42,   

Updated September. 15, 2025 09:42


韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)が今年、22年ぶりに台湾に逆転される見通しとなった。韓国経済が内需不振や米国発の関税戦争などで停滞する一方、台湾は半導体輸出を柱に急成長を遂げたためだ。

14日、政府と台湾統計庁などによると、今年の韓国の一人当たりのGDPは3万7430ドル(約5218万ウォン)で、台湾(3万8066ドル)に及ばない見通しだ。韓国の一人当たりのGDPは、今年の名目GDPの見通し(1兆9345億4592万ドル)を統計庁の人口推計による今年の人口(5168万4564人)で割って算出したものだ。台湾の一人当たりのGDPは、同国統計庁が最近提示した数字だ。

国際通貨基金(IMF)によると、韓国は2003年に1万5211ドルとなり、台湾の一人当たりのGDP(1万4041ドル)を追い抜いた。その後は昨年まで一度も逆転を許さなかった。2018年には、韓国(3万5364ドル)と台湾(2万5889ドル)の一人当たりのGDPの格差が、9475ドルに達したこともあった。しかしその後、差は急速に縮まった。今年の一人当たりのGDPの見通しが現実化すれば、韓国は22年ぶりに台湾に追い抜かれることになる。

その背景には、半導体輸出の梃子にした台湾の急成長があるとみられる。韓国も半導体分野では目立った成果を上げたが、内需不振の長期化や米国による自動車・鉄鋼・アルミニウムへの関税措置による輸出への打撃などで、台湾ほど成長できなかった。

中央(チュンアン)大学経済学科の李正熙(イ・ジョンヒ)教授は、「台湾は、グローバルな人工知能(AI)のブームで半導体輸出実績が急速に拡大し、それを基盤に高速成長した。一方で、韓国は内需不振などが半導体輸出の追い風を相殺してしまった」とし、「超格差技術の開発やAI分野でのグローバル競争力の確保が遅れれば、台湾との所得格差は今後さらに広がらざるを得ない」と指摘した。


世宗市=チョン・スング記者 soon9@donga.com