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Kコンテンツ快進撃の裏で、居場所失うK-OTT

Kコンテンツ快進撃の裏で、居場所失うK-OTT

Posted September. 11, 2025 08:32,   

Updated September. 11, 2025 08:32


「私たちが作ることはできなかったのでしょうか」。「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」のブームが熱いほど盛り上がっている。ネットフリックスで累積視聴数1位を記録し、「ゴールデン」などのオリジナルサウンドトラックは、ビルボードチャートまで総なめしている。Kコンテンツの競争力が再び確認されたとし、多くの人が歓声を上げているが、ただ笑って眺めるには素直には喜べない現実もある。K-POPをテーマにしているが、この映画を制作したのはソニーピクチャーズであり、投資と配給を担当し知識財産権(IP)を持っていったのはネットフリックスだからだ。先月釜山(プサン)での科学技術情報通信部主催で開催された「グローバルストリーミングフェスティバル」の現場でも、物足りなさを訴える発言があふれた。科学技術情報通信部の柳済明(リュ・ジェミョン)第2次官が、「私たちが作ることはできなかったのか」と口にすると、CJ ENMのキム・ジョンハン副社長、ティービングのチェ・ジュヒ代表らも同様の残念さを吐露した。死神や巫女など韓国的素材が世界中を魅了させた成果は嬉しいが、「私たちの手で作れていれば、私たちのプラットフォームで世に出せていれば」という痛恨の声だ。

しかし、実は韓国国内のオンライン動画サービス(OTT)は、「KPOPガールズ」のようなブロックバスターアニメーションは夢にも思わない状況だ。外信によると、「KPOPガールズ」は、製作費だけで約1億ドル(約1390億ウォン)に達する。一方、韓国のOTTは存続そのものが危ぶまれている。第1世代のOTTワッチャは企業再生手続きに入り、ティービングは年間営業損失が1000億ウォン台を行き来する。ティービングとウェーブは合併を推進して「国家代表のOTT」を作ると主張していたが、議論は数年間足踏み状態だ。

その間、ネットフリックスの影響力はさらに大きくなっている。ネットフリックスは興行リスクを背負い、制作費の責任を負う代わりにIPを独占する。コンテンツが興行すれば、グッズやポップアップストアの収益は全てネットフリックスの物になる。韓国内製作会社がこれを知りながらもネットフリックスに向かうのは、増えた製作費に耐えられる資本力を持つところも、グローバル市場に進出する唯一の窓口もネットフリックスであるためだ。それで今も良い製作アイディアと実力のあるクリエイターたちがネットフリックスのみに集まり、その結果また良いコンテンツがネットフリックスから出てきて、再びネットフリックスの資金力と支配力が強化される「循環構造」が繰り返されている。

この構造がさらに固着化すれば、韓国はKコンテンツという黄金の卵を産んでもネットフリックスだけに良い仕事をさせる「下請け構造」から抜け出せない。韓国国内OTTの奮発と新しい代案が切実だ。直ちに合併議論からさらに拍車をかけなければならない。もちろん、ティービングとウェーブを合わせたからといって、すべての問題が直ちに解決されるわけではないが、合併で重複費用を削減すれば、コンテンツ投資の幅を拡大することができる。また、増えた規模による「規模の経済」をテコに交渉力を育て、ネットフリックスに耐える、またグローバル市場に挑戦する可能性を見出すことができる。有望コンテンツ製作プロジェクトに製作費を共同で投入し、IPを共有する「IP主権ファンド」の造成も考慮してみる価値がある。大韓商工会議所も最近、グローバル上位50位のIPの中で、韓国IPはただの一件もなかったという調査結果と共に、「第2のKPOPガールズ」の神話を私たちの手で作ることが急務だ」と指摘し、IP主権ファンドの造成と製作会社・プラットフォーム間の共同投資および権利共有体制を提案した。

「第2のKPOPガールズ」を韓国製作会社と地元のOTTが直接作り出すことができなければ、Kコンテンツの華やかな成功はいつまでも他人の祭りで終わるかもしれない。