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逮捕された韓国人の多くが旅行・短期出張用「ESTA」を取得

逮捕された韓国人の多くが旅行・短期出張用「ESTA」を取得

Posted September. 06, 2025 07:19,   

Updated September. 06, 2025 07:19


4日(現地時間)、米ジョージア州の現代(ヒョンデ)自動車・LGエネルギーソリューション合弁バッテリー工場で米移民当局に逮捕された韓国人の多くは、電子渡航認証(ESTA)やB1ビザを取得して米国に入国したことが分かった。

ESTAは、米国に短期滞在を目的としてビザなしで渡航するための事前オンライン認証だ。米国政府は、韓国などビザ免除プログラム(VWP)に参加している40ヵ国の国民に対し、最大90日間の短期観光や出張の際にビザ申請を免除する代わりに事前にESTAを取得することを求めている。ESTAはビザではないため、米国大使館での面接を受ける必要がなく、インターネットで個人情報などを送信すれば発給される。一方、会議出席や契約などを目的とするビジネスビザのB1や観光目的のB2ビザを取得するには、申請書の提出や大使館での面接などの手続きが必要となる。

強硬な移民政策を推進するトランプ政権は、ビジネスビザを取得せずESTAのみで長期滞在する者への取り締まりを強化している。特に、米移民法上、ESTAやB1ビザでは肉体労働が禁止されているため、ESTAを利用した短期労働を重点的に取り締まっている。米移民当局は、ESTAのみで数十日間滞在した経歴のある外国人を対象に出入国記録などを綿密に調査しているという。


アン・ギュヨン記者 kyu0@donga.com