
金河成(キム・ハソン、30)が米大リーグ(MLB)のタンパベイ・レイズからアトランタ・ブレーブスに電撃移籍した。ブレーブス球団は2日、「レイズがウェーバー公示した遊撃手の金河成を獲得した」と発表した。昨季終了後にフリーエージェント(FA)資格を得てサンディエゴ・パドレスからレイズに移籍した金河成は、故障続きで7カ月ぶりに新たなユニホームに袖を通すことになった。
金河成はパドレス時代の昨年8月、右肩を痛めて手術を受けた。今年7月5日のミネソタ・ツインズ戦で復帰したが、わずか21日後の26日に腰痛で故障者リスト(IL)入り。先月2日に戦列に戻ったものの、再び20日後に腰痛でILに入った。レイズでは24試合に出場し、打率.214、2本塁打、5打点にとどまった。
レイズのエリック・ニエンダー野球部門最高責任者兼GM長は「事実上、ポストシーズン進出が難しいチーム成績(68勝69敗)を考慮すると、金河成が本来のコンディションを取り戻すのを待つより、有望株カーソン・ウィリアムス(22)に遊撃を任せた方が長期的にチームに利益になると判断した」と語った。
ブレーブスも今季は低迷している。ナ・リーグ東地区を代表する名門のブレーブスは、この日まで62勝75敗(勝率0.449)で地区5チームのうち4位に沈んでいる。特に遊撃手の打撃不振が深刻だ。正遊撃手として今季を迎えたオルランド・アルシア(31)は打率.194と低迷し、わずか14試合で放出された。その後はニック・アレン(27)が遊撃手として127試合に出場したが、打率.222にとどまっている。
ブレーブスは、金河成が遊撃手で打撃力を引き上げてくれることを期待している。2023年にはユーティリティ部門のゴールドグラブ賞を獲得した金河成は、守備力の高さがすでに証明済みだ。さらに昨年まで3年連続で2桁本塁打を記録するなど、長打力も兼ね備えている。
ブレーブスは今季の残り年俸200万ドルと来季年俸1600万ドルを負担しなければならないが、すでに年俸1000万ドル以上の選手が9人在籍するなど、資金力の裏付けも背景にあるとみられる。
チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com






