
2022年カタール・ワールドカップ(W杯)のスター、趙圭誠(チョ・ギュソン、27・FCミッティラン・写真)が1年3ヵ月ぶりにピッチに戻ってきた。
韓国代表FWの趙圭誠は17日、敵地で行われた今季スーペルリーガのヴェイレBK戦で、ミッティランが1-0でリードした後半アディショナルタイムに途中出場した。手術とリハビリを繰り返し、1年以上離脱していた趙圭誠にとって、昨年5月27日のスーペルリーガ・シルケボーIF戦以来の公式戦出場となった。
趙圭誠はカタールW杯のグループリーグ、ガーナ戦(2-3の韓国負け)で韓国人選手としてW杯史上初めて1試合2得点を記録し、一躍スターになった。2023年7月にKリーグ1の全北(チョンブク)を退団してミッティランに加入。2023~2024シーズンには13得点を挙げ、デンマークの舞台に定着した。
しかし昨年5月、韓国で以前から不安を抱えていた膝を手術し、その後イタリアでリハビリに入ったが、この過程で合併症が発生。趙圭誠はウィルス感染の治療手術を受け、再びリハビリを余儀なくされだ。大韓サッカー協会のユーチューブに最近公開された映像で、趙圭誠は「(再手術を受けて)1ヵ月間病院に横たわり、体重が12キロほど落ちた。1日に3~4回痛み止めの注射を受けた。人生で最も苦しい時期だったと思う」と語った。趙圭誠は昨年3月以降、韓国代表に招集されていない。本人は「再び代表に入り、良いプレーを見せたい」と話した。
かつて長髪がトレードマークだった趙圭誠だが、この日は丸刈り姿でピッチに立った。後半アディショナルタイム7分には、ダリオ・オソリオの追加点の起点となった。センターラインからペナルティーアーク付近までドリブルで運んだ趙圭誠が、アラル・シムシルにボールを託し、そのパスを受けたオソリオがゴールを決め、ミッティランが2-0で勝利した。DFの李漢範(イ・ハンボム、23)はフル出場した。趙圭誠はクラブを通じ「自分は(復帰を)やり遂げた。これから再び走り出す時だ」とコメントした。
チャン・ユンジョン記者 trigger@donga.com






