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孫興慜が退団したトッテナムのヤン・ミンヒョク「孫さんの7番はいつか僕が」

孫興慜が退団したトッテナムのヤン・ミンヒョク「孫さんの7番はいつか僕が」

Posted August. 06, 2025 08:52,   

Updated August. 06, 2025 08:52


「孫興慜(ソン・フンミン・33)さんが残した7番は、僕が引き継ぎます」

トッテナム・ホットスパーのヤン・ミンヒョク(19)は5日、英国へ向かう途中、こう語った。トッテナムは、10年間、チームの看板選手として活躍した孫興慜の退団にあたり、彼が使用した背番号「7」を「暫定欠番」に指定。後継者が決まるまで、7番は他の選手に与えないとした。

孫興慜は3日、ソウルワールドカップ競技場で行われたニューカッスルとの親善試合を最後に、トッテナムを去る。ヤン・ミンヒョクもイングランド・プレミアリーグ所属クラブ同士の一戦で後半に交代出場し、ピッチに立った。

ヤン・ミンヒョクは、「孫さんとは短くも長くも感じられる時間を共に過ごし、多くの助けを受けた。トッテナムでも偉大な存在で、最後の試合だと思うと寂しい」とし、「もっと一緒にいたい気持ちもあるけど、それは孫さんの決断だし、去り際にも多くを学ばせてもらった。自分もいつか、そんな日が来るんだろうなと想像した」と語った。

ヤンは、トッテナム選手団が韓国に入国する際に孫興慜と共に太極旗を掲げて入国し、試合後には抱擁も交わした。クラブが選んだ有望株5人の1人として韓国訪問に同行したヤンは、「孫さんが去り、これからは一人でやっていくことになるけれど、必死で頑張りたい」と語った。

また、ヤンは同日、「一人だけの出国」になった理由についても説明した。トッテナムの選手団は4日に英国へ戻ったが、ヤンは仁川(インチョン)国際空港まで来たものの、そのまま引き返した。ネット上では「ヤンがパスポートを忘れたのではないか」といった冗談も飛び交った。

これに対しヤンは、「本来はチームメイトと一緒に出発する予定だったが、クラブから『もう1日ゆっくりしてきていい』と言われた」とし、「決してパスポートを忘れたわけではない。当日に決まっただけだ」と釈明した。

なお、ヤンは今季もトッテナムではなく、他クラブへレンタル移籍される見通しだ。今年1月に韓国プロサッカー、江原(カンウォン)からトッテナムに加入したが、昨季はレンタル選手としてイングランド2部リーグ(チャンピオンシップ)のクイーンズ・パーク・レンジャーズでプレーした。

ヤンは、「昨シーズンは途中からの合流で難しかったし、満足のいく内容ではなかった。新シーズンの所属クラブはまだ決まっていない」と話した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com