
「代表歴20年目でようやく本物を(優勝トロフィーを)掲げることができた。ここまで踏ん張ってきた自分に『よく頑張った』って言ってあげたい」
韓国女子サッカー代表のエース、池笑然(チ・ソヨン、34=シアトル・レイン)は、16日に閉幕した2025年東アジアサッカー連盟(EAFF)主催のE-1選手権で、韓国を2005年の初代大会以来20年ぶりに頂点へ導いたあと、こう語った。
この日、韓国は水原(スウォン)ワールドカップ競技場で行われた大会最終第3戦で台湾と対戦。後半25分に池が、40分に張瑟琪(チャン・スルギ、31=慶州韓水原)がゴールを決め、2-0で勝利した。
韓国は同会場で先に行われた日本と中国の試合が、それぞれ0-0で引き分け、最終成績は1勝2分(勝ち点5)で3チームが並んだ。しかし大会規定により、勝ち点が同じ場合は当該チーム間の対戦成績→得失点差→得点数の順で順位が決まる。韓国、中国、日本の3国はいずれも直接対決を引き分けだったが、韓国は3得点で最多となり初優勝を果たした。韓国は中国と2-2、日本と1-1で引き分けた。中国は2位、日本は3位、全敗の台湾は最下位(4位)に沈んだ。
池は、過去にチェルシー(イングランド)、INAC神戸レオネッサ(日本)などクラブチームで数々の優勝経験がある。しかし、2006年に15歳でデビューした代表メンバーとしては、代表戦に通算169試合出場(74得点)を誇るにもかかわらず優勝の栄冠はなかった。北朝鮮や日本といった強豪の壁に阻まれ、東アジア大会でも毎回あと一歩届かなかった。なお、池は大学生だった2009年にユニバーシアード大会で優勝したが、これは国際Aマッチには含まれない。
この日、韓国は最下位が予想された台湾に勝てば優勝という有利な状況で試合に臨んだ。しかし相手の粘り強い守備に阻まれ、前半は0-0で終了。池は「選手たちが浮き足立った雰囲気で前半を戦ってしまった。だからハーフタイムのロッカールームで『このままだと優勝できない。しっかりしろ』と叫んだ」と伝えた。
後半には、重圧のかかるPKキッカーを務め、冷静に決勝ゴールを決めた。池は「本当は(PKを)蹴りたくなかった。でも『自信ある人は出てきて』って言ったのに、誰も反応しなかったから自分が蹴った」と語った。
女子代表は昨年10月に就任したシン・サンウ監督(49)の采配下で世代交代を進めている。シン監督は「初日の合宿から選手たちの目つきが今までと違っていた。ベテラン選手たちの強い思いを若手がうまく受け止めた結果、優勝という結果につながった」と語った。今大会で2得点を挙げた張瑟琪が最優秀選手(MVP)に選ばれた。
鄭允喆 trigger@donga.com






