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三星電子、4ナノ工程「完成段階に進化」 成熟度と汎用性を確保

三星電子、4ナノ工程「完成段階に進化」 成熟度と汎用性を確保

Posted April. 30, 2026 08:32,   

Updated April. 30, 2026 08:32


三星(サムスン)電子は29日、4ナノメートル(1ナノは10億分の1メートル)のファウンドリ(半導体受託生産)工程が量産6年目に入り、成熟度と拡張性を兼ね備えた完成段階に到達したと発表した。同社は「4ナノ工程は歩留まりの安定化に加え、人工知能(AI)時代に各産業が求める条件を幅広く満たす汎用性も確保した」と説明した。

三星電子によると、4ナノ工程は最先端でも旧世代でもない「中間水準」の工程だ。長年の量産で十分な経験が蓄積されているうえ、最近の業界が求める性能の大半を満たせる点が強みとされる。同社は4ナノを「高い製造安定性と性能保証を両立した工程」と位置づけた。

選択肢の幅広さも特徴だ。高速処理が求められる高性能チップにも、電力効率を重視する低消費電力チップにも対応できる。三星電子は「高速演算が必要なAIチップにも、電力管理が重要なモビリティ向けチップにも適用可能だ」と説明した。このため同社の4ナノ工程は、高帯域幅メモリ(HBM)や自動運転車向けチップ、通信分野など多様な領域で活用されている。

歩留まりの安定は、生産日程やコストの予測可能性を高めることも意味する。長期供給契約が一般的なファウンドリ産業では、顧客である半導体ファブレス企業の発注日程に合わせて安定的にチップを供給できる能力が競争力の核心となる。顧客が求める性能や仕様に応じて一貫した価格を提示できる点も信頼性を高める要素だ。

三星電子は「4ナノ工程は特定用途に限定された技術ではなく、AI、メモリ、モビリティ、通信など複数産業で共通に求められる条件を満たす『汎用プラットフォーム』に近い」と強調した。


パク・ジョンミン記者 blick@donga.com