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今年の麻疹患者10人中7人はベトナムなど海外で感染

今年の麻疹患者10人中7人はベトナムなど海外で感染

Posted July. 16, 2025 08:43,   

Updated July. 16, 2025 08:43


韓国国内の麻疹患者10人中7人は、海外で感染していたことが判明した。検疫当局は、生後12ヵ月未満の乳児に対し、ベトナム、フィリピン、カンボジアなど麻疹が流行している国への渡航を控えるよう呼びかけた。

疾病管理庁は15日、今年に入って今月5日まで発生した麻疹患者が65人に達したと発表した。これは、昨年同時期の麻疹患者47人の1.38倍に相当する。

麻疹は第2類法定感染症で、空気感染する感染力の強い呼吸器感染症だ。潜伏期間は7~21日。主な症状は発熱、発疹、咳、鼻水などで、たいていは水分補給や栄養供給などの対症療法だけで改善するが、中耳炎、下痢、嘔吐による脱水症状などが現れた場合は入院治療が必要だ。

疾病庁によると、今年の麻疹患者のうち46人(70.8%)は海外で感染した後、韓国に入国したケースだった。ベトナムが42人で最も多く、海外で感染した患者を通じて家庭内や医療機関で追加感染したケースは19人だった。

麻疹が流行する国を訪問した後、3週間以内に発熱、発疹などの麻疹の症状が現れた場合は、他人との接触を最小限に抑え、マスクを着用した上で医療機関を受診しなければならない。疾病庁は特に、免疫力が弱い生後12ヵ月未満の乳幼児は麻疹に感染すると、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすリスクが高いため、麻疹流行国の訪問をできるだけ控えるよう勧告した。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com