
中部地方が本格的に梅雨入りし、20日、首都圏北部などに雨が集中した。梅雨前線の影響で、首都圏と江原道(カンウォンド)に1時間当たり30ミリの非常に強い雨が降った。
19日午後9時から同日午後2時まで、仁川西区金谷洞(インチョン・ソグ・クムゴクドン)に160.5ミリの雨が降ったのをはじめ、京畿道金浦市陽村邑(キョンギド・キムポシ・ヤンチョンウプ)に136.5ミリ、抱川市一東面(ポチョンシ・イルドンミョン)に115ミリの累積降水量が記録された。
気象庁によると、雨は21日まで全国に降る見通しだ。首都圏に降る雨は21日午前に、その他の中部地方では午後中にほとんど止むが、忠清(チュンチョン)圏と全羅(チョンラ)圏を中心に多くの雨が降るものとみられる。
21日までの予想降水量は、首都圏および江原、忠清、全羅北道(チョンラブクド)ともに50~100ミリとなっている。ただ、一部の地域は180ミリまで降る可能性もあり、局地的に突風や雷、稲妻を伴って1時間当たり最高50ミリの雨が降る可能性もある。降水量が1時間当たり30ミリを超えると、傘をさしても服が全部濡れ、運転中にワイパーを作動しても前が見えない水準だ。
行政安全部(行安部)は、首都圏と江原道に大雨特報が発令され、同日午後、中央災害安全対策本部の第1段階を稼動した。首都圏のいたるところでは、出勤途中の列車運行が中断されたり、車が浸水するなど、事件事故が相次いだ。同日午前、京畿道議政府市(ウィジョンブシ)では、議政府軽電鉄が2回運行中止となった。高陽市(コヤンシ)では地下トンネルに水が入り、車が浸水後、運転者が救助された。
キム・ソヨン記者 チョン・ヘジン記者 ksy@donga.com






