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軍事パレードの主席壇に立ったジュエ氏、世襲明示はなくも存在感拡大

軍事パレードの主席壇に立ったジュエ氏、世襲明示はなくも存在感拡大

Posted February. 27, 2026 08:40,   

Updated February. 27, 2026 08:40


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘ジュエ氏(13)が、第9回朝鮮労働党大会を機に25日に開かれた軍事パレードに姿を見せた。北朝鮮メディアは、ジュエ氏が正恩氏と並ぶ「ツーショット」写真を多数公開した。

26日の朝鮮中央通信によると、ジュエ氏は前日の軍事パレードに母親の李雪主(リ・ソルジュ)氏と共に出席し、正恩氏の後方に設けられた主席壇に着席した。正恩氏と同じ黒い革コート姿で、手すりをつかんで降りてくる正恩氏より中央で階段を降りる場面も捉えられた。正恩氏がジュエ氏に身を寄せ、何かを指さして説明する様子も公開された。

今回の党大会では、ジュエ氏に公式職責が付与され「4代世襲」の後継構図が公式化されるかが最大の注目点だった。韓国国家情報院は最近、ジュエ氏が後継の「内定段階」に入ったと国会に報告した。ただし、北朝鮮メディアは大会期間中、ジュエ氏の公式職責には言及しなかった。ジュエ氏が朝鮮労働党入党の最低年齢である18歳に達していないことなどが影響したものとみられる。

一方、同日の軍事パレードは異例にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの新型兵器や従来型装備を動員せず、兵力中心で行われたとみられる。2015年10月の労働党創建70周年行事以降、計13回の軍事パレードで装備が登場しなかったのは初めてだ。

ただし正恩氏は、核戦力強化の意思を改めて強調した。正恩氏は20、21日の第9回党大会の「事業総括報告」で「今後、年度別に国家核戦力を強化する展望的計画を持っており、核兵器の数を増やし、核運用手段と活用空間を拡大する事業に総力を挙げる」と述べた。核弾頭の増産と運搬手段の高度化をさらに加速させるとの意味だ。

朝鮮中央通信によると、正恩氏は新たな国防発展5カ年計画の課題に、強化された地上・水中発射型ICBM総合体や、敵国衛星を攻撃する兵器などが含まれると強調した。米本土を射程に収めるICBM級潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)や衛星迎撃用ミサイル、レーザー兵器の開発を念頭に置いたものとみられる。

また正恩氏は、600ミリ放射砲や新型240ミリ放射砲、作戦戦術ミサイル総合体などを韓国に対する主要攻撃手段と規定し、「年度別に増強配備し、『集焦攻撃』(火力を集中して目標を完全に除去)の密度と持続性を大幅に高めることで、戦争抑止力の核心部門をさらに強化する」と述べた。韓国軍関係者は「有事の際、核・通常弾頭を装着した放射砲で韓国を焦土化するとの威嚇だ」とし、「北朝鮮版の核・通常統合能力の最大化と新型秘密兵器の開発に一段と力を入れるとみられる」と指摘した。


イ・ユンテ記者 ユン・サンホ軍事専門記者 oldsport@donga.com