
北朝鮮外務省と平壌(ピョンヤン)にあるロシア大使館は19日、「包括的戦略的パートナーシップ協定(ロ朝条約)」締結1年を記念する宴会を共同で開催した。
20日、朝鮮中央通信によると、19日に平壌で行われたロ朝条約締結1年記念宴会には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹・金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長をはじめ、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、李熙用(リ・ヒヨン)朝鮮労働党書記、努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相ら高官が出席し、ロシア側からはアレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮大使および大使館関係者が参加した。
与正氏が今年4月、5千トン級の新型多目的駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」の進水式に実子とみられる子どもたちを連れて出席して以来、公の場に姿を見せたのは初めてだ。
崔氏は宴会で、「全世界が未曾有の激変を経験している重大な時期に、両国関係の新たな戦略的進路を確定し、その勝利を確信させる新たな国家間条約」と述べ、「最も堅固な不敗の同盟関係、戦友関係の軌道の上にしっかりと乗った」と強調した。
崔氏はまた、「いかなる挑戦と困難の中でも2国間関係を強固に担保できる強力な法的基盤を整えた」とし、「(ロシアと)各分野にわたって多方面で緊密に協力し、両国人民の絶え間ない福祉と美しい未来に向けて朝ロ関係の発展を力強く推進しようとする朝鮮民主主義人民共和国政府の立場は変わらない」と述べた。
マチェゴラ氏も演説で、「ここ数十年の歴史の中で、両国がこれほど近く深い相互理解と信頼を有した時期はなかった」とし、「ロシアは、自国を守るようにクルスク州の戦場で奇跡的な英雄主義を発揮し、軍旗を不滅の栄光で輝かせた朝鮮人民軍兵士たちの偉業を永遠に忘れないだろう」と強調した。
黃炯? constant25@donga.com