
ソン・フンミン(33)が所属するトッテナム・ホットスパーがUEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)決勝に進み、17年ぶりに優勝トロフィーに挑戦する。ソン・フンミンもプロ初の優勝カップを狙うようになった。決勝の相手は共にイングランド・プレミアリーグに所属するマンチェスター・ユナイテッド(マンU)だ。
トッテナムは9日、ノルウェーの敵地ヌールラン県ボードーで行われた今季EL準決勝第2戦でボデ・グリムトを2-0で下した。第1戦で3-1で勝ったトッテナムは2戦合計5-1で決勝行きのチケットを獲得した。
トッテナムは2007~2008シーズン、イングランド・フットボールリーグ(FEL)カップ優勝以来17年ぶりに公式大会「無冠」から抜け出す機会をつかんだ。今季プレミアリーグで16位(勝ち点38、11勝5分け19敗)という最悪の成績を記録しているトッテナムとしては復活を図れる絶好のチャンスだ。今大会で優勝すれば、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も手に入る。ELの前身であるUEFAカップで1971~1972シーズンに優勝し、初代チャンピオンになったトッテナムだが、1983~1984シーズンの優勝以来41年ぶりに決勝に進み、同大会で3度目の優勝に挑戦する。
同日、足の負傷で欠場したソン・フンミンもプロ初優勝のチャンスをつかむことになった。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビューしたソン・フンミンは、2013年レバークーゼン(ドイツ)、2015年トッテナムに移籍してプレーしている。ソン・フンミンは2021~2022シーズンにアジア選手では初めてプレミアリーグ得点王に輝くなど着実に活躍したが、まだ一度も優勝経験がない。2018~2019シーズンの欧州CLと2020~2021シーズンのEFLカップ決勝に進んだがいずれも準優勝にとどまった。
公式戦7試合に欠場したソン・フンミンが22日、マンUとの決勝戦に出場できるかどうかはまだ未知数だ。トッテナムのアンジェ・ポステコグル監督は最近、「今週末に出場する可能性もある」と言った。トッテナムは11日、クリスタルパレスとプレミアリーグ戦を行う。
マンUはアトレティック・ビルバオ(スペイン)を2戦合計7-1で下して決勝に進んだ。マンUもトッテナムほど今シーズンの成績が良くないため、絶対優勝カップを逃すことはできない立場だ。マンUはプレミアリーグ15位(勝ち点39、10勝16敗9分け)に位置している。
梁鍾久 yjongk@donga.com