
トランプ米大統領が17日、李在明(イ・ジェミョン)大統領に対し、北朝鮮の核問題への懸念を共有するとともに、金正恩(キム・ジョンウン)総書記と会いたいとの考えを示したことが分かった。ただ、トランプ氏は米朝対話への意欲を示しながらも、李氏と「北朝鮮の非核化」について議論はしなかったという。
18日、韓国大統領府などによると、トランプ氏は前日の電話会談で李氏に対し、正恩氏が自身に好感を持っており、もし会うことになれば李氏に先に連絡するとの趣旨の発言をした。また、北朝鮮核問題への懸念を共有し、中国も同問題を強く懸念しているとの趣旨の言及もあったという。30分間の電話会談では、北朝鮮問題が大きな比重を占めたとされる。
韓国政府内では、今回の韓米首脳電話会談を機に、両国がまず北朝鮮の核脅威を停止させるための外交的解決策の必要性に共感したとの分析が出ている。大統領府は17日の電話会談直後、「トランプ大統領は、今後も韓米首脳間の緊密な連携を基礎に、韓半島の平和と安定のために必要な役割と貢献を果たしていくと述べた」と明らかにした。ただ、トランプ氏は具体的な米朝対話構想については言及しなかったという。
韓国政府は昨年、「(核開発の)停止―縮小―廃棄」という3段階の北朝鮮核構想を打ち出した。李氏は1月の訪中時、「韓半島は長期的には非核化されるべきだが、北朝鮮の立場から見れば、今すぐ核を放棄することに同意できるだろうか」とし、「だから現状で停止すること、追加生産を行わず、これ以上大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発しないだけでも利益になる。その利益を放棄する代償や見返りを与え、短期的にまず妥協できるのではないか」と述べた。
こうした中、先に行われた米中首脳会談では、トランプ氏と習近平国家主席が「北朝鮮の非核化」を目標として明示したと、ホワイトハウスが17日(現地時間)に明らかにした。ホワイトハウスは同日、米中首脳会談のファクトシートを通じて、両首脳が「北朝鮮の非核化という共同目標を再確認した」と説明した。北朝鮮が非核化を拒否し、核保有国としての承認を求める中、米中首脳が非核化目標を維持することで一致したということだ。
ただ、ファクトシート公開に先立ち、同日、米通商代表部(USTR)のグリア代表は米ABCとのインタビューで、「トランプ大統領と習主席は『韓半島の非核化』という目標を維持することで一致した」と述べた。一般的に、北朝鮮の核兵器廃棄だけに焦点を当てた「北朝鮮の非核化」という表現は、「韓半島の非核化」より強硬な文言と受け止められている。韓半島の非核化は、韓半島全体から核兵器と核脅威を除去するとの意味であるため、北朝鮮はこれを根拠に、米国の「核の傘」撤去などを主張してきた。
申圭鎭 newjin@donga.com






