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韓国歌手が8年ぶりに中国本土で公演、限韓令の変化に期待

韓国歌手が8年ぶりに中国本土で公演、限韓令の変化に期待

Posted April. 18, 2025 09:07,   

Updated April. 18, 2025 09:07


韓国国籍の大衆歌手の中国本土での公演が、限韓令(韓流制限令)」後、8年ぶりに初めて実現した。

17日、中国のソーシャルメディア(SNS)と外交街などによると、韓国国内の3人組ラッパー「ホミ」は12日、中国中部湖北省武漢市で春ツアー「兄弟」の初公演を開いた。2019年にデビューしたホミは、2000年生まれの3人で構成されたヒップホップグループだ。

韓国国籍の大衆歌手が、中国本土で公演舞台に立ったのは、在韓米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)の配置に反発した中国が、2017年に韓国音楽とドラマ、映画などを制限する限韓令を下して以来初めてだ。昨年7月、韓国ロックバンド「セイスミ」が、北京で公演を行うというニュースが伝わり、駐中大使が「歓迎する」という立場を明らかにしたが、公演を3週間後に控えて突然白紙化となった経緯がある。

変化が少しずつ感知されたのは、昨年初めからだった。米国国籍のシンガーソングライター「黒スカート」が、昨年1月に中国陝西省などで公演を行い、5月は2017年に中国ツアーが取り消しになったことのある声楽家曺秀美(チョ・スミ)の公演が北京で開かれた。映画界では今月初め、俳優の李政宰(イ・ジョンジェ)と鄭雨盛(チョン・ウソン)などが北京で中国エンターテインメント社の関係者たちと会合した事実が知られたりもした。

芸能界では、中国の限韓令方針に変化が生じるのではないかという期待が出ている。今年10月末に開かれる慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に中国の習近平国家主席が参加する可能性があるだけに、これを機に限韓令が解除される可能性があるという観測も出ている。公演芸能事務所の関係者は、「最近、韓国芸能人の中国公演の禁止が解除される空気が見えており、中国市場をどのように攻略すべきか悩んでいる」と話した。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com