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SKハイニックスがDラムシェアで初の世界トップ

SKハイニックスがDラムシェアで初の世界トップ

Posted April. 10, 2025 09:15,   

Updated April. 10, 2025 09:15

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SKハイニックスが、世界Dラム市場で三星(サムスン)電子を抜いてシェアトップとなったという分析が出た。

9日、市場調査会社「カウンターポイントリサーチ」によると、今年第1四半期(1~3月)に世界Dラム市場で、SKハイニックスは売上高基準で36%のシェアを記録した。三星電子が34%、米マイクロンが25%の順だった。SKハイニックスが、Dラムシェアトップとなったのは今回が初めてだ。

SKハイニックスは、高帯域幅メモリ(HBM)の分野で70%のシェアを記録し、市場を圧倒したことが分かった。カウンターポイントリサーチのチェ・ジョング責任研究員は、「(SKハイニックスの)今回の成果は重要な道標だ」とし、「HBMの需要が絶えない市場で、SKハイニックスがDラムを成功的に供給している」と話した。

HBMは、高性能Dラムを複数の層に積み上げて製作する。一般のDラムよりデータ処理能力がはるかに高いが、製造が難しく価格も高い。SKハイニックスが初めてHBMの開発に成功した2013年は、需要は微々たるものだったが、最近は人工知能(AI)のブームに支えられ需要が急増している。AI学習に使われる高性能グラフィック処理装置(GPU)の演算速度に合わせて、情報を保存してから取り出すことができるメモリ半導体がまさにHBMであるためだ。SKハイニックスは現在、商用化された最新製品であるHBM3E(第5世代)の製品を、エヌビディアなど主要顧客会社に納入している。第6世代であるHBM4の開発も、最も進んでいるという評価が出ている。

カウンターポイントリサーチは、少なくとも今年第2四半期(4~6月)までは、SKハイニックスが市場シェアを拡大すると予測した。米国発関税戦争の影響にも、AIデータセンターの構築が増えているだけに、HBM市場は相対的に衝撃が少ないだろうという分析が出ている。


パク・ジョンミン記者 blick@donga.com