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2塁打が早くも6本、李政厚が打撃絶好調

2塁打が早くも6本、李政厚が打撃絶好調

Posted April. 08, 2025 08:38,   

Updated April. 08, 2025 08:38

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「風の孫」李政厚(イ・ジョンフ、27)が好調の打撃を続け、米大リーグの二塁打部門で首位に立った。所属チームのサンフランシスコ・ジャイアンツは破竹の7連勝を飾り、大リーグ全体勝率1位(8勝1敗、0.889)に上がった。

李政厚は7日、カリフォルニア州サンフランシスコのオラクルパークで行われたシアトル・マリナーズ戦に3番・中堅手として先発出場し、4打数2安打1得点を記録した。

李政厚は1回裏の初打席からマリナーズ先発ブライアン・ウー(25)の5球目の時速97マイル(約156キロ)のファーストボールを流し打ちし、三塁線を抜ける2塁打を放った。シーズン6本目の2塁打を放った李政厚は、メジャー全体で同部門1位になった。タンパベイ・レイズのジョナサン・アランダとシカゴ・カブスのカイル・タッカーが5本の2塁打を記録している。

韓国プロ野球時代から本塁打よりは中長距離打球をよく飛ばした李政厚は、大リーグでも自身の真価を十分発揮している。李政厚はキウムでプレーした2020年にも2塁打部門で1位(49本)をしたことがある。

頻繁に長打を放ちながら、李政厚は同日現在、OPS(出塁率+長打率)でも0.931と活躍している。まだ本塁打のない打者の中でOPSが一番高い。今季に3本塁打を記録している大谷翔平(0.912)や5本塁打を放ったトミー・エドマン(0.852、以上ロサンゼルス・ドジャース)を上回っている。

李政厚はオープン戦から長打力を発揮してきた。計14試合で打率.250(36打数9安打)にOPSは0.829を記録した。9安打のうち半数に近い4本が長打(本塁打2本、2塁打2本)だった。

李政厚は4回裏の第2打席でもウーが投げた球速96マイル(約154キロ)のファーストボールを流し打ちし左前安打を記録した。7試合連続安打と開幕後全試合で出塁してている李政厚のシーズン打率は.344に上がった。

打球の質も向上した。打球速度は昨年の平均時速89.1マイル(約143キロ)から今年90.8マイル(約146キロ)と速くなった。バレル打球も昨年の4.5%から8.7%に増えた。バレル打球は打球角度が26~30度、打球の初速が98マイル(約158キロ)以上の理想的な打球を意味する。

李政厚はデビューシーズンだった昨年、肩の負傷で37試合目で戦力から離脱した。今季開幕を控えても軽い背中の痛みでオープン戦で10日間欠場した李政厚は、レギュラーシーズンに入ってからは元気な姿で連日安打を打ち続けている。ジャイアンツのボブ・メルビン監督は最近「李政厚を見ていると一度も席を外したことがない選手のようだ」とし、「常にバランスが取れている。我々が彼を獲得したのには理由がある」と満足感を示した。

李政厚が活躍を続ける中でチームも連戦連勝中だ。ジャイアンツは同日も4-4で迎えた9回裏に代打ウィルマー・フローレスのサヨナラ安打で5-4で勝利した。破竹の7連勝を飾ったジャイアンツは、昨年ワールドシリーズ優勝チームでありナショナルリーグ西地区ライバルであるドジャース(9勝2敗・勝率0.818)をリードしている。ジャイアンツは2021年にナ・リーグ西地区1位をとなり、ドジャースの8年連続の地区優勝を阻止している。


チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com