破局に突き進む極限の対立、憲法裁と韓悳洙代行が決着をつけるべきだ
Posted April. 01, 2025 08:41,
Updated April. 01, 2025 08:41
破局に突き進む極限の対立、憲法裁と韓悳洙代行が決着をつけるべきだ.
April. 01, 2025 08:41.
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憲法裁判所が3月の最終日も、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾審判の期日を公開しない中、馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補の任命をめぐる与野党の対立が極端に走っている。最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、「今、大韓民国の混乱は、全て韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行と崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相から始まっている」とし、「双弾劾」の強行を予告した。与党「国民の力」の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は、「これは政府を転覆するという話に他ならない」とし、李代表を内乱宣伝・扇動疑惑で告発し、馬候補の辞任を要求した。このような対立は、憲法裁判官の任期をめぐる立法衝突にも広がっている。国民の力は、民主党が韓代行弾劾を発議すれば、18日に任期が終わる文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁所長権限代行と李美善(イ・ミソン)裁判官の後任を、韓代行が任命する問題について協議するとしており、民主党はこれに対抗して、権限代行の裁判官指名を禁止する法案はもちろん、裁判官の任期が満了すれば自動的に任期が延長される法案まで国会法司委小委員会にかけている。3週間も残っていない両裁判官の退任時点まで憲法裁の判決が出ず、馬候補の任命問題が整理されなければ、さらに大きな混乱に陥りかねない状況になっている。与野党が国政マヒも辞さないという背水の陣を敷いて対立しているにもかかわらず、いざ韓代行と憲法裁は沈黙を貫いている。憲法裁は先月末、崔副首相が馬候補を任命しなかったのは違憲だとし、韓代行に対しても裁判官候補3人の任命を見合わせたことは違憲だとするなど、すでに2度も裁判官の未任命は憲法違反だと明らかにしている。しかし、韓代行は職務復帰から1週間が過ぎても何の立場も明らかにしておらず、憲法裁も弁論期日が終わってから34日が過ぎても判決日程を決められずにいる。結局、与野党の消耗的対立が破局につながる前に問題を決着させることができるのは、弾劾審判の宣告と馬候補任命のカギを握る憲法裁と韓代行だ。何よりも大韓民国の憲政秩序を守る最後の砦である憲法裁が、自ら不確実性を延長し、混乱を拡散する原因となった昨今の現実を直視しなければならない。早急な弾劾審判の宣告で4カ月間韓国国民を苦しめてきた12・3非常戒厳の混乱を終わらせなければならない。韓代行も、国家的リーダーシップの不在状況の厳正な国政管理者として、その責務を果たさなければならない。自分の不作為が、果たして政界を気にしながら責任を転嫁する行動ではないか、振り返らなければならない。
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憲法裁判所が3月の最終日も、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾審判の期日を公開しない中、馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補の任命をめぐる与野党の対立が極端に走っている。最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、「今、大韓民国の混乱は、全て韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行と崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相から始まっている」とし、「双弾劾」の強行を予告した。与党「国民の力」の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は、「これは政府を転覆するという話に他ならない」とし、李代表を内乱宣伝・扇動疑惑で告発し、馬候補の辞任を要求した。
このような対立は、憲法裁判官の任期をめぐる立法衝突にも広がっている。国民の力は、民主党が韓代行弾劾を発議すれば、18日に任期が終わる文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁所長権限代行と李美善(イ・ミソン)裁判官の後任を、韓代行が任命する問題について協議するとしており、民主党はこれに対抗して、権限代行の裁判官指名を禁止する法案はもちろん、裁判官の任期が満了すれば自動的に任期が延長される法案まで国会法司委小委員会にかけている。3週間も残っていない両裁判官の退任時点まで憲法裁の判決が出ず、馬候補の任命問題が整理されなければ、さらに大きな混乱に陥りかねない状況になっている。
与野党が国政マヒも辞さないという背水の陣を敷いて対立しているにもかかわらず、いざ韓代行と憲法裁は沈黙を貫いている。憲法裁は先月末、崔副首相が馬候補を任命しなかったのは違憲だとし、韓代行に対しても裁判官候補3人の任命を見合わせたことは違憲だとするなど、すでに2度も裁判官の未任命は憲法違反だと明らかにしている。しかし、韓代行は職務復帰から1週間が過ぎても何の立場も明らかにしておらず、憲法裁も弁論期日が終わってから34日が過ぎても判決日程を決められずにいる。
結局、与野党の消耗的対立が破局につながる前に問題を決着させることができるのは、弾劾審判の宣告と馬候補任命のカギを握る憲法裁と韓代行だ。何よりも大韓民国の憲政秩序を守る最後の砦である憲法裁が、自ら不確実性を延長し、混乱を拡散する原因となった昨今の現実を直視しなければならない。早急な弾劾審判の宣告で4カ月間韓国国民を苦しめてきた12・3非常戒厳の混乱を終わらせなければならない。韓代行も、国家的リーダーシップの不在状況の厳正な国政管理者として、その責務を果たさなければならない。自分の不作為が、果たして政界を気にしながら責任を転嫁する行動ではないか、振り返らなければならない。
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