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失業手当を受け取った外国人が2年間で21%増、2回以上の受給者も2295人で計136億ウォン

失業手当を受け取った外国人が2年間で21%増、2回以上の受給者も2295人で計136億ウォン

Posted March. 06, 2025 08:55,   

Updated March. 06, 2025 08:55


韓国国内で働く外国人が失業した時に受け取る失業手当が、2年間で20%以上増えたことが分かった。この5年間で、失業手当を2回以上受け取った外国人も43%増加した。

5日、雇用労働部が国会環境労働委員会所属の与党「国民の力」の金渭相(キム・ウィサン)議員室に提出した資料によると、昨年、外国人の失業給付の受給額は920億ウォンで、2022年の762億ウォンと比べると、2年間で158億ウォン(20.7%)が増加した。受給者も2022年の1万2107人から2023年は1万2643人、2024年は1万4234人と増え続けている。

昨年、失業手当を受け取った外国人のうち、中国人の割合が76.2%で最も高かった。中国人15万2276人が雇用保険料693億ウォンを払い、1万873人が失業手当712億ウォンを受け取った。失業手当を何度も受け取った外国人も増えている。この5年間、2回以上失業手当を受け取った外国人は、2020年の1603人(96億ウォン)から昨年は2295人(136億ウォン)へと増加した。この5年間、失業手当を5回以上受け取った外国人も26人に達した。相対的に短い期間に、繰り返して失業給付を受け取る内国人の加入者も増えている。この5年間で3回以上失業手当を受けた内国人は、2019年の8万6000人から昨年1~11月は10万2000人に増加傾向を見せている。

失業手当の勘定はすでに赤字の状態だ。2023年会計年度の雇用保険基金の決算報告書によると、失業手当勘定は、2020年は2485億ウォンの赤字、2022年は5557億ウォンの赤字を記録している。2023年は帳簿上で659億ウォンの黒字だったが、公共資金管理基金から借りた7兆7000億ウォンを除けば、3兆8946億ウォンの赤字となっている。

専門家は、失業手当勘定の財政悪化を懸念している。外国人に対する失業給付を制限することはできないが、過度な受給を減らすことは必要だという意見だ。淑明(スクミョン)女子大学経営学部のクォン・スンウォン教授は、「雇用保険の支出が多い危険な事業所の場合、保険料率を引き上げたり2、3回以上失業給付を受けた加入者に対しては、受給額を減らす方法を導入しなければならない」とし、「頻発する不正受給を厳しく管理する行政的措置も必要だ」と話した。雇用部は現在、繰り返して給付を受けることを防止する案などを盛り込んだ失業給付制度の見直しを推進しているが、労働界は低賃金労働者の生計悪化などを理由に反対している。


イ・ムンス記者 doorwater@donga.com