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憲法裁判官任命めぐり閣僚の大多数が「すぐに任命するな」、大統領権限代行「分かった」

憲法裁判官任命めぐり閣僚の大多数が「すぐに任命するな」、大統領権限代行「分かった」

Posted March. 05, 2025 08:40,   

Updated March. 05, 2025 08:40

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大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官が、馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補の任命の可否をめぐって苦慮する中、多くの閣僚は「すぐに任命せず熟考すべきだ」という意見を示したという。馬氏の任命問題が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾審判に与える影響だけでなく、今後の国政全般に及ぼす影響が大きいうえ、尹大統領の弾劾審判宣告前に韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する弾劾審判の結果が出る可能性があるため、熟慮が必要だということだ。

4日、政府関係者らによると、同日午前に30分ほど行われた閣僚懇談会で、多くの閣僚は馬氏の任命について熟考が必要だという立場を示したという。特に、李完揆(イ・ワンギュ)法制処長など懇談会の出席者は、韓氏の職務復帰の可能性があるため、崔氏が馬氏を任命すべきでないという趣旨の発言をし、多くの出席者がこれに同意したという。

崔氏は出席者の意見に耳を傾けながらも、自身の立場についての言及は避けたという。政府関係者は、「崔氏が出席者の意見を聞いて『よく分かった』という趣旨で答えただけで、自身の立場については何も言わなかった」と説明した。

このため、崔氏は憲法裁判所の決定は尊重するという基調の下、様々な意見を聞きながら馬氏の任命時期を検討するものとみられる。最大野党「共に民主党」は馬氏の任命を国政協議会再開の条件として掲げる一方、与党「国民の力」の朴洙瑩(パク・スヨン)議員は、馬氏の任命に反対し、ハンガーストライキまで行っており、崔氏も急いで任命権を行使することは難しいとみられている。


申圭鎭 newjin@donga.com