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相手のオウンゴール誘いアシストも、孫興民がチームの連敗を止めた

相手のオウンゴール誘いアシストも、孫興民がチームの連敗を止めた

Posted February. 04, 2025 09:55,   

Updated February. 04, 2025 09:55


孫興民(ソン・フンミン、33、トッテナム・ホットスパー)が相手のオウンゴールを誘い、とどめのゴールをアシストしてトッテナムを連敗から救い出した。

トッテナムは3日、敵地で行われた今季イングランド・プレミアリーグ第24節試合でブレントフォードを2-0で下した。左FWとして先発出場した孫興民はフル出場し、トッテナムの2ゴール全てに関わった。プレミアリーグでの4連敗を含め7試合連続で勝利がない(1分け6敗)トッテナムは8試合ぶりの勝利でチームの雰囲気を一新させた。トッテナムは勝ち点27(8勝3分け13敗)とし、同日までに14位となった。

孫興民は前半29分、CKキッカーを務め、トッテナムの初ゴールを誘った。孫興民が右足でカーブを入れて蹴ったボールが、ゴールポストの前にいたブレントフォードMFビタリ・ヤネルト(27)の背中に当たってゴールに入り、オウンゴールとなった。

孫興民は後半42分には、パプ・マタル・サール(23)のゴールをアシストした。左サイドにいた孫興民がペナルティーエリアに駆け込むサールに向かって絶妙なパスを出し、サルは相手GKの股を抜くシュートで得点した。今季プレミアリーグで7アシスト目(6ゴール)を記録した孫興民は、通算アシストを「69」とし、歴代プレミアリーグ選手で単独17位になった。

英サッカーメディア「フットボールロンドン」は、「サールのゴールをアシストした孫興民が守備でも献身的なプレーを見せ、真の主将のプレーが何かを見せつけた」と評価した。サッカーデータを提供する「SofaScore」によると、孫興民は同日、80%のパス成功率を記録し、2つのキーパス(シュートにつながったパス)を出した。FWでありながら守備にも積極的にかかわり、タックルとクリアを3つずつ記録した。

孫興民は試合後、インスタグラムを通じて「私たちが望んだ勝ち点3とクリーンシート(無失点試合)を全て成し遂げた」と喜びを表わした。さらに「これからはカラバオカップ準決勝に向けて、すべてを集中させなければならない」と強調した。

トッテナムはプレミアリーグ首位を走っているリバプールと7日、敵地でカラバオ杯準決勝第2戦を行う。先月、本拠で行われた第1戦を1-0で勝ったトッテナムは、第2戦で引き分けるだけでも決勝に進出できる。トッテナムは2008年の同大会で優勝して以来、17年ぶりで通算5度目の優勝を狙っている。

孫興民は今季カラバオ杯でプロ入り後初優勝に再び挑戦している。2015年にトッテナムに加入した孫興民は2020~2021シーズンにカラバオ杯決勝に進出したが、マンチェスター・シティに0-1で敗れて初優勝を逃した。当時、孫興民はピッチに座り込んで涙を流しながら悔しさをかみしめた。


鄭允喆 trigger@donga.com