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中国から移住し20年間分かち合いを実践、50代女性が4人を生かして天に

中国から移住し20年間分かち合いを実践、50代女性が4人を生かして天に

Posted January. 14, 2025 08:38,   

Updated January. 14, 2025 08:38


中国で生まれて韓国に移住してから約20年間分かち合いを実践した50代の女性が脳死状態で臓器を提供し、4人の生命を救って亡くなった。

韓国臓器組織寄贈院は13日、全羅北道全州市(チョルラブクド・チョンジュシ)のイエス病院でファン・ソルメさん(55・写真)が昨年11月28日、心臓と肺臓、左右の腎臓と骨、皮膚などを寄贈したと明らかにした。ファンさんは昨年11月19日、頭痛を訴えて倒れて病院に運ばれたが、意識を回復できず、脳死状態に陥った。家族は普段、ファンさんが隣人を助けていたことを思い出し、臓器提供を決心した。普段から思いやりがあり、困っている人を見ると、先に近づく温かい人だったと振り返った。

ファンさんは、中国黒竜江省牡丹江市で、1男1女の末っ子として生まれた。中国で高校を卒業して職場に通っていた25歳の時、韓国に渡って食堂で働き、31歳で結婚した後、韓国国籍を取得した。約20年間、朝食を抜いて登校する生徒たちに弁当を配達する給食支援事業や教会の奉仕活動などに参加した。夫のイ・デウォンさんは「天国に行ったと思う」とし、「天国で安らかに過ごしてほしい。感謝し、愛している」と最後の挨拶をした。


パク・ギョンミン記者 mean@donga.com