2022年の6・1統一地方選挙で選挙類似機関を設立して運営した罪などに問われた釜山市(プサンシ)教育監の河潤秀(ハ・ユンス)被告が、当選無効刑が確定し教育監職を失った。最高裁判所1部(主審=申叔憙最高裁判事)は12日、教育自治法と公職選挙法違反の罪などで起訴された河被告に対し、罰金700万ウォンの刑を確定した。教育自治法は、教育監選挙に関連して公職選挙法を準用しており、当選した選挙に関連して罰金100万ウォン以上の刑が確定すれば当選無効になる。河
河被告は、2021年に選挙類似機関であるフォーラム「教育の力」を設立し、大規模な広報活動を行うなど教育監選挙に影響を及ぼした罪に問われた。また、選挙公報の学歴に変更された校名を記載し、虚偽事実公表の罪も適用され、2022年11月に在宅起訴された。
これに先立って第1審と第2審では、河被告の起訴内容に対して全て有罪と判断し、罰金700万ウォンを判決した。最高裁の判断も1、2審と同じだった。河被告は判決直後、「私に与えられた役割を果たせずに去ることになり、本当に残念で申し訳ない気持ちだ」と語った。
柳原模 onemore@donga.com