
海兵隊の海兵隊員殉職捜査の外圧疑惑と関連し、李鐘燮(イ・ジョンソプ)前国防部長官にかけられた大統領室の内線電話番号(02-800-7070)の通信記録が公開されるものとみられる。この番号の加入者は、大統領警護処であることが確認された。
パク・ジョンフン元海兵隊捜査団長(大領)の抗命事件の裁判を行っている中央地域軍事裁判所は17日、パク氏側の申請を受け、昨年7月28日~9月2日の「02-800-7070」番号の着信・発信履歴を通信会社から受け取ることを決めた。パク氏側は、これを軍事裁判所から受け取って公開する方針だという。
この番号は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「激怒説」が浮上した昨年7月31日午前11時54分、李氏にかかってきた大統領室の内線番号だ。当時、海兵隊捜査団はイム・ソングン前海兵隊第1師団長など8人を業務上過失致死の疑いで警察に移牒する内容の記者会見を準備していた。電話がかかってきた後、李氏は警察への移牒を保留し、国防部は記者会見を取り消した。
この番号の加入者は大統領警護処であることが確認された。17日、最大野党「共に民主党」によると、KTは同党の朴均澤(パク・ギョンテク)議員室の問い合わせに対し、「顧客名は『大統領警護処』であり、昨年5月23日に『大統領室』から『大統領警護処』に変更された」と明らかにした。
一方、与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)議員は17日、大統領警護処出身のソン氏について、「2021年、李在明(イ・ジェミョン)前代表のファンクラブ『それでも李在明』代表発起人であり、安全分野の諮問団に参加した」とし、「大統領選挙当時、李在明氏の警護責任者でもあった」と明らかにした。ソン氏は、イム氏の「救命ロビー」疑惑のロビー窓口と指摘されている人物だ。権氏は、イム氏とのゴルフの会を推進したとされるカカオトークのチャットルームについても、「チャットルームにはイム氏はいなかった。代わりに民主党大統領候補の警護責任者と民主党国会議員選挙の予備選挙参加者がいた」とし、「密告を疑わざるを得ない」と主張した。
ク・ミンギ記者 チェ・ミソン記者 koo@donga.com