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韓国創作オペラ「処容」、欧州舞台で初演

韓国創作オペラ「処容」、欧州舞台で初演

Posted June. 11, 2024 08:38,   

Updated June. 11, 2024 08:38

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韓国創作オペラ「処容(チョヨン)」がクラシック音楽の本場である欧州の舞台に9日(現地時間)初上演された。

「処容」はこの日、フランス・パリのオペラ・コミック座で上演された。1714年に創立されたオペラ・コミック座は「カルメン」などの名作が初演された由緒ある劇場だ。国立オペラ団、国立合唱団、国立シンフォニーオーケストラは、来月開幕するパリ五輪を記念するため、今回の公演を企画した。

この日の公演ではスクリーンを通じて韓国語とフランス語の字幕が同時に提供された。公演を観覧したフランス人作家のベルナール・ウェルベル氏は「緊張感あふれるドラマに演出と歌も印象的だった」と好評した。

1986年に国立オペラ団の委嘱初演で上演された「処容」は、新羅(シルラ)の古代説話を基にしている。新羅を滅亡させるという玉皇上帝の決定を防ぐために地上に降りてきた玉皇上帝の息子の処容が、新羅の女性カシルと恋に落ち、むしろ堕落するというあらすじだ。韓国の伝統音楽と西洋音楽の技法を混ぜて製作した。

11日と13日には、それぞれドイツ・ベルリンのベルリン・フィルハーモニーホール、オーストリア・ウィーンのムジークフェライン黄金ホールでも公演される。ミン・インギ国立合唱団長兼芸術監督は「世界の舞台に『Kクラシック』の底力を見せたい」と強調した。


洪禎秀 hong@donga.com