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「ビラ王」たちを動員して80億ウォン台の「伝貰詐欺」、コンサルティング業者に懲役8年

「ビラ王」たちを動員して80億ウォン台の「伝貰詐欺」、コンサルティング業者に懲役8年

Posted April. 25, 2024 08:56,   

Updated April. 25, 2024 08:56

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いわゆる「ビラ(集合住宅)王」らがビラ数百戸を購入して、伝貰(チョンセ=住宅の賃貸保証金)詐欺行為を行うよう背後で管理・操縦した罪で起訴された不動産コンサルティング会社の代表が、最高裁で懲役8年が確定された。

24日、法曹界によると、最高裁2部(主審=権英俊最高裁判事)は先月28日、詐欺罪で拘束起訴されたシン被告に対し、懲役8年を判決した原審を確定した。シン被告は2019年7月~2020年8月、数人の「ビラ王」たちを動員してビラ数百戸を買い入れた後、保証金を横取りした疑惑で裁判にかけられた。2021年に死亡した「ソウル江西区(カンソグ)のビラ王」チョン某氏などの背後として特定された人物がシン被告だった。

シン被告は分譲代行業者などと共謀し、賃貸借契約と売買契約を同時に行い、自己資本なしに売買代金を充当する「無資本ギャップ投機」の手法を使った。このようなやり方で、首都圏一帯で賃借人37人を騙し、保証金総額80億3000万ウォンを騙し取ったことが、捜査の結果分かった。

1審と2審の裁判でシン被告は、「政府の誤った政策が、伝貰詐欺犯行の原因だ」、「無資本ギャップ投資のことを賃借人に告知する義務はない」と主張した。しかし1審は、「この事件の被害者の75%以上が、社会経験が十分でなく経済的基盤がきちんと整っていない20代や30代で、シン被告と共犯は賃貸借保証金は当然返還されるという彼らの信頼を利用して、被害者に膨大な損害を与えた」として懲役8年を言い渡した。


チャン・ウンジ記者 jej@donga.com