「ピヨギ」シン・ユビン(20)、「情熱のお姉さん」チョン・ジヒ(32)を前面に押し出した韓国女子卓球が「ホームテーブル」のアドバンテージを生かして33年ぶりの世界王座への復帰に挑戦する。
2024国際卓球連盟(ITTF)世界選手権が16日から25日までの10日間、釜山(プサン)のベクスコ(BEXCO)で開かれる。1926年に始まった世界卓球選手権が国内で開かれるのは初めてだ。2020年大会も釜山で開かれる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡散で取り消された。以後、招致合戦に再び名乗りを上げり「韓国卓球100周年」を迎える今年の大会開催に成功した。
世界卓球選手権は1999年から奇数年には個人戦、偶数年には団体戦を行う方式で進められる。団体戦を行う今大会には、世界47ヵ国から約340人の選手が参加して雌雄を争う。男女ともに各国の選手がシングルスで直接対決を行い、3試合を先に勝ち取るチームが勝利する方式で進められる。5チームずつ8組に分けてグループリーグを行った後、決勝トーナメントを通じて優勝チームが決まる。今大会でベスト8入りすれば、パリ五輪の団体戦出場権が与えられる。
韓国女子卓球はこれまで2回、世界選手権で王座に上り詰めた。1973年のサラエボ大会で韓国球技スポーツ史上初めて世界一となり、1991年の千葉大会では南北が統一チームを組んで金メダルを獲得した。その後開かれた14回の世界選手権のうち13回は中国がチャンピオンだった。シンガポールが優勝した2010年モスクワ大会(シンガポール)が唯一の例外だった。女子シングルスランキング8位のシン・ユビンは「エースの責任感で恐れずに(中国選手たちと)立ち向かう」と意気込んだ。
最近、3大会連続銅でメダルを獲得した男子代表チームも善戦を誓っている。韓国男子卓球はまだ世界選手権のトップに立ったことがない。世界14位のチャン・ウジン(29)は、「(今大会が)韓国代表メンバー全員の卓球人生で最も重要な瞬間なるかもしれないという気がする。少なくないプレッシャーがもっと頑張れる動力になるだろう」と抱負を語った。男子も中国が2011年大阪大会以後、11回連続で金メダルに挑戦する。
姜泓求 windup@donga.com