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犯罪現場で遺伝子を即座に検出、警察が携帯用DNA感知器をCESで披露

犯罪現場で遺伝子を即座に検出、警察が携帯用DNA感知器をCESで披露

Posted January. 16, 2024 07:57,   

Updated January. 16, 2024 07:57

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韓国警察が犯罪の現場で容疑者の遺伝子(DNA)を即座に確認できる技術を開発し、世界最大のテクノロジー見本市「CES」で披露した。

警察大学治安政策研究所は15日、米ラスベガスで9日から12日まで(現地時間)開かれたCESの「韓国センサー館」に参加し、「携帯用DNA蛍光感知器」(写真)を披露したと発表した。この装備は光源センサーを使って犯罪現場の遺伝物質を効果的に検出・確認できる最先端技術を治安産業分野に適用した結果だ。これを活用すれば、犯罪被害者の爪の下から採取した容疑者の皮膚細胞など、人のDNAを現場で直ちに確認することができる。治安政策研究所のイム・ヒジョン法科学融合研究センター長は、「この装置が導入されれば国の予算支出を節減するだけでなく、何よりも国民を不安にさせる犯罪者を迅速かつ正確に検挙するのに大きく貢献するだろう」と話した。

携帯用DNA蛍光感知器の研究開発は、産業通商資源部が推進する市場主導型Kセンサー技術開発事業として進められた。治安政策研究所は2022年から3年間、事業費を支援され株式会社ソル、韓国電子技術研究院(KETI)などと共に「犯罪現場でのDNA物質検出のためのリアルタイムの好感度DNA感知センサー技術開発」関連研究を行っている。CESは毎年1月にラスベガスで開かれる世界最大の情報技術産業製品展示会で、自動運転や人工知能(AI)ロボティクスなど先端産業の未来を披露する場として知られている。

一方、治安政策研究所は2015年科学技術研究部、2018年にはスマート治安知能センター、国際警察知識センターなどが新設され組織が拡大した。2022年11月には「KOLAS国際公認試験機関(化学試験分野の気体証拠分析)」に認定された。


ソン・ユグン記者 big@donga.com