Go to contents

白奇峯弁護士が国際刑事裁判所裁判官に選出、 韓国人では3人目

白奇峯弁護士が国際刑事裁判所裁判官に選出、 韓国人では3人目

Posted December. 08, 2023 08:55,   

Updated December. 08, 2023 08:55

한국어

キム&チャン法律事務所の白奇峯(ペク・ギボン)弁護士(59)が、国連傘下の常設戦争犯罪裁判所である国際刑事裁判所(ICC)の裁判官に選出された。韓国人としては、宋相現(ソン・サンヒョン)元ICC所長や鄭彰鎬(チョン・チャンホ)現裁判官に次いで3人目となる。任期は9年。

6日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれたICC当事国総会で当選が確定した白新任裁判官は、記者団に対し、「大韓民国がグローバルの中心的国家に浮上したことを国際社会が認めた結果だ」とし、「公正で独立した裁判のために最善を尽くす」と明らかにした。

オランダ・ハーグに本部を置くICCは、集団虐殺や戦争犯罪のような反人道的犯罪を犯した個人を処罰するために設立された最初の常設国際裁判所だ。裁判官に選出されるためには、123の当事国の3分の2から得票しなければならないなど競争が激しい。裁判官13人のうち6人を選出する今回の選挙でも、投票を11回もしなければならなかった。

白新任裁判官は、国際刑事法の専門家で、ソウル大学法学部や米コロンビア大学法学部(LL.M.)を卒業し、漢陽(ハンヤン)大学で国際法の博士号を取った。22年間検事として務めた後、2014年から企業刑事分野の弁護士として活動してきた。

ICCは今年3月、ロシアのプーチン大統領に対する逮捕令状を発行した。白新任裁判官は、「国際刑事法に違反した時に処罰が可能であることを示し、予防効果を図ることがICC(の役割だ)」と強調した。


金玹秀 kimhs@donga.com