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精神疾患者の医療報酬を2倍に引き上げ

Posted December. 06, 2023 08:57,   

Updated December. 06, 2023 08:57

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精神疾患者が適時に治療を受けられず退院後も放置される「治療絶壁」を解決するために、政府が関連医療報酬を2倍に引き上げる。深刻な統合失調症など、高危険の患者が退院後に持続的に治療するかも観察することにした。

5日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、青瓦台(チョンワデ)の迎賓館で開かれた「精神健康政策のビジョン宣言大会」で、「政府は予防や治療、回復に至るまで、全ての過程の支援体系を再設計し、精神健康政策のパラダイムを画期的に変えていく」と強調した。韓国は、経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中で、揺るぎのない「自殺率1位」の国であるほど精神健康の問題が深刻だが、これまで関連政策は重症患者の隔離だけに偏ってきた。このような問題認識から、政府は来年3月に「大統領直属の精神健康政策革新委員会」を発足させ、対策の履行状況を四半期ごとに点検することにした。

今後、政府は高危険患者が退院すると、各地方自治体および基礎自治体の傘下にある精神健康福祉センターに「集中管理群」として登録し、毎週相談を行う。「昼間の病棟」など、リハビリサービスも増やす。退院後、患者が任意に治療を中断する事例が多く、またその負担を家族が抱え込まなければならない現実を変えなければならないという指摘(本紙11月28日付のA1・10面を参照)によるものだ。


趙健熙 becom@donga.com