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ピアニストのチョ・ソンジン氏、ベルリン・フィルの常駐音楽家になった

ピアニストのチョ・ソンジン氏、ベルリン・フィルの常駐音楽家になった

Posted November. 11, 2023 08:53,   

Updated November. 11, 2023 08:53

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ピアニストのチョ・ソンジン(29)が、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常駐音楽家になった。アジア人がベルリン・フィルハーモニーの常駐音楽家になったのは、日本のピアニスト内田光子(75)に続き、史上2人目となる。

ベルリン・フィルハーモニーのアンドレア・ツィーチュマン代表は、ソウル瑞草区(ソチョグ)の芸術の殿堂で10日に開かれた記者懇談会で、「チョ・ソンジンは来年から、ベルリン・フィルハーモニーの常駐音楽家として活動し、協奏曲や室内楽曲を一緒に演奏することになる」と明らかにした。ツィーチュマン代表は、「チョ・ソンジンは、非常に直観的な音楽家だ」とし、「彼の多様な面貌を観客に見せる機会になることを願う」と話した。

チョ・ソンジンは、2017年に開かれたベルリン・フィルハーモニーの来韓公演で、共演者として初めて呼吸を合わせた。6年ぶりに来韓したベルリン・フィルハーモニーは、芸術の殿堂のコンサートホールで12日、チョ・ソンジンと共演後、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」を演奏する。チョ・ソンジンは、「一番好きな協奏曲の一つであるベートーベンのピアノ協奏曲第4番を、ベルリン・フィルハーモニーと韓国で演奏することができて光栄だ」と話した。初日の11日は、共演者なしでブラームス交響曲第4番をはじめとする3つの作品を披露する。ベルリン・フィルハーモニーの来韓は今回が7回目だ。

公演は、ベルリン・フィルハーモニーの12番目の首席指揮者であるロシア出身のキリル・ペトレンコが率いる。ペトレンコは、サイモン・ラトルの後任として2019年に就任した。ペトレンコは、「就任後、韓国と日本で初めて公演するだけに、ベルリン・フィルハーモニーの音を最もよく聞かせてくれる曲に選んだ。ヘルベルト・フォン・カラヤンなどベルリン・フィルハーモニーの主要指揮者たちが、ブラームスとシュトラウスの音楽で音を完成させた」と話した。


イ・ジユン記者 leemail@donga.com