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不自由な体で27年間ボランティアをしてきたキム・ドスン氏にLG義人賞

不自由な体で27年間ボランティアをしてきたキム・ドスン氏にLG義人賞

Posted November. 06, 2023 08:40,   

Updated November. 06, 2023 08:40


LGは5日、3級身体障害を患っていながらも27年間ボランティア活動を続けてきたキム・ドスンさん(79)に対し、LG義人賞を授与したと発表した。18年間裁縫の分かち合いボランティアをしてきたクァク・ギョンヒさん(62)と転落の危険にさらされている市民を救助したナム・ギヨプ消防尉(45)も一緒に受賞した。

キム氏は、1996年から毎週、発達障害のある子どもの裁縫指導を行っている。地元の高齢者や障害者のための修繕や入浴ボランティアなども行っている。足の不自由にもかかわらず、現在まで1500回以上の裁縫指導を含め、計2万時間のボランティア活動を行ってきた。キム氏は、「障害のため一時悲観したこともあったが、ボランティアを通じてより大きな幸せを見つけた」とし、「裁縫を教えた子供が、国際パラリンピックで受賞したことは長く記憶に残る」と話した。

クァク氏は、社会的企業「縫い目一つ協同組合」を運営し、2005年からシングルマザーの赤ちゃんが着る産着や一人暮らしの高齢者のための死に装束を直接作って寄付している。パンデミック期間中は、1万個以上の綿マスクを作って貧しい隣人たちに提供した。ナム消防尉は9月、自分が住んでいる全羅北道全州市(チョンジュシ)のマンションで、ベランダの手すりに逆さまにぶら下がっていた20代の女性を救助した。

LG義人賞は、2015年、「社会正義のために自分を犠牲にした義人に企業が社会的責任で報いる」というLGグループの故具本茂(ク・ボンム)会長の意を反映して制定された。2018年、(株)LGの具光謨(ク・グァンモ)代表の就任以来、他人のために黙々とボランティアと善行を行ってきた一般市民へと授賞範囲を拡大した。


郭道英 now@donga.com