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釜山映画祭参加のリュック・ベッソン仏監督「韓国は恐れることなく映画を作る」

釜山映画祭参加のリュック・ベッソン仏監督「韓国は恐れることなく映画を作る」

Posted October. 09, 2023 08:25,   

Updated October. 09, 2023 08:25


「韓国は10年前から世界で映画業界が一番生きているところです。以前、フランスが映画界でやっていた役割を今や韓国が果たしています」

新作「ドッグマン」で第28回釜山国際映画祭(BIFF)を訪れたリュック・ベッソン監督(64)は、釜山市海雲台区(プサンシ・ヘウンデグ)にある映画振興委員会で7日に開かれた記者会見で、韓国映画界について次のように語った。

ベッソン氏は、「韓国映画が毎年さらに勢いづいて上に上がる感じを受けている」とし、「特に若い監督たちが躍進する韓国映画界の姿を興味深く見守っている」と話した。韓国映画が強い理由については、「韓国は恐れることなく映画を作る。それが強みだ」と分析した。

「ドッグマン」は「レオン」(1995年)、「フィフス・エレメント」(1997年)などを演出したベッソン氏が4年ぶりに世に送り出した作品だ。幼少期に、父によって闘犬を飼っていた鉄格子に閉じ込められて育ったダグラス(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)の物語で、虐待を受けて育った子供が大人になって、どのように人間としての尊厳を守っていくのかを描いた。目を引くアクションシーンの中でもヒューマニズムへの省察が読み取れる。ベッソン監督は、「私たち皆は苦痛を感じているということが人々を一つにつないでくれる。私は人々が苦痛からどのように脱出し、前に進むことができるかについて常に質問を投げかけている」と語った。

映画はBIFFオープンシネマセクションに招待され、6日、釜山市海雲台区にある映画の殿堂野外劇場で上映された。ベッソン氏は、「映画が終わって20分ほど経った後も1000人を越える観客が動かずに席に座っている姿を見てとても嬉しかった。韓国の観客に感謝する」と話した。


崔智善 aurinko@donga.com