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北朝鮮の豆満江駅に73両の貨物車両、ロシアへの武器供給の可能性

北朝鮮の豆満江駅に73両の貨物車両、ロシアへの武器供給の可能性

Posted October. 09, 2023 08:24,   

Updated October. 09, 2023 08:24

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最近、北朝鮮とロシアの国境地域の衛星写真を分析した結果、貨物車両が急増したことが分かった。先月の朝ロ首脳会談を受け、北朝鮮がロシアに武器の供与を本格的に始めたのではないかという観測が流れている。

6日(現地時間)、米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)の北朝鮮専門サイト「ビヨンド・パラレル(Beyond Parallel)」は、前日撮影された衛星写真を分析した結果、ロシアとの国境地帯にある北朝鮮の豆満江(トゥマンガン)駅で計73両の貨物車両が確認されたと伝えた。過去5年間の衛星写真では多くても20両程度だったという。今回捉えられた貨物車両は、2020年の新型コロナウイルス感染拡大で北朝鮮が国境を封鎖する前よりも多い。

輸送用のコンテナや各種装備はシートで覆われているため、貨物の中身を特定することはできなかった。「ビヨンド・パラレル」は、「朝ロ首脳会談で軍事交流と協力案が議論されたことを考えると、鉄道交通量の増加はロシアに対する北朝鮮の武器と軍需品の供与を意味する可能性がある」と指摘した。豆満江鉄道の近くに倉庫施設が新たに建設されるなど、貨物収容能力を拡大する動きもみられた。

これに先立ち、自由アジア放送(RFA)も2日、朝ロ首脳会談が開かれた後、先月22日から豆満江駅とロシアのハサン駅を結ぶ鉄道で貨物の積み込みや輸送準備の動きが急増したと報じた。米シンクタンク、ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は、「肩に担いで撃つ対戦車砲弾や地対空ミサイルはそれほど重くないため航空輸送が可能だが、非常に重い砲弾は主に鉄道で輸送する」とRFAに話した。

米CBSニュースは5日、バイデン政権当局者を引用し、北朝鮮がロシアに大砲を輸送し始めたと伝えた。米国防省報道官は6日、「北朝鮮とロシアの武器取引が活発に行われており、我々はこれを注視すると警告してきた」とし、「北朝鮮とロシアの武器取引は、国連安全保障理事会の決議に違反する行為」と批判した。


キム・ボラ記者 purple@donga.com