Go to contents

小学生のうつ病が5年間で1.9倍増、「コロナ禍による孤立の影響」

小学生のうつ病が5年間で1.9倍増、「コロナ禍による孤立の影響」

Posted September. 08, 2023 08:33,   

Updated September. 08, 2023 08:33

한국어

うつ病の診断を受けた小学生(6~11歳)が、5年間で1.9倍に増えた。同期間、自ら命を絶った小中高校生(6~17歳)は822人だった。コロナ禍の影響で、孤立して生活した期間が長かった影響と見られる。

7日、国会保健福祉委員会所属の金元二(キム・ウォンイ)議員(共に民主党)が、国民健康保険公団から提出を受けた資料によると、うつ病で健康保険の診療を受けた6~17歳は、2018年の2万3347人から2022年は3万7386人へと60.1%増えた。

そのうち、増加率が最も高かった年代は小学生に該当する6~11歳だった。1849人から3541人へとなんと1.9倍に増えた。12~14歳のうつ病患者は、5893人から9257人に、15~17歳は1万5605人から2万4588人にそれぞれ増えた。

教育部が金議員に提出した資料によると、小中高校生の自殺者は、2018年の144人から2022年は193人に増加した。特に、同期間自殺した小学生は3人から11人に増えた。2018年から2022年までの5年間自殺した小中高校生822人の推定自殺原因は、未詳(246件)を除けば学業・進路問題が167件で最も多かった。続いて、精神健康医学科的問題(161件)と対人関係問題(134件)の順だった。校内暴力による自殺も19件だった。

専門家たちは、コロナ禍の影響で長期間学校が閉鎖され、児童生徒たちが交友関係で社会的支持を得るのが難しかったため、このような結果が現れたと見ている。韓国が2020年2月から昨年3月まで学校を閉鎖した期間は79週間で、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、メキシコ(81週間)の次に長かった。ソウル医療院精神健康医学課のイ・ヘウ課長は、「医療現場では、小児青少年の自殺未遂による救急入院の要請が増えている」とし、「精神健康の回復のための心理相談の支援など、制度改善が急がれる」と述べた。


趙健熙 becom@donga.com