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中央選管、キャリア採用時に57人の点数を誤って算定

中央選管、キャリア採用時に57人の点数を誤って算定

Posted July. 11, 2023 08:19,   

Updated July. 11, 2023 08:19

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監査院は10日、中央選挙管理委員会(選管委)の監査結果、選管委が2019年から昨年まで行った計23回のキャリア採用過程で、志望者57人の加算点の点数を誤って付与し、書類選考合格者3人の結果が変わったと明らかにした。選管委が最近、親戚のキャリア採用が物議を醸す中、キャリア採用システム全般で問題点が明らかになったと指摘されている。

監査院によると、加算点優遇対象ではないにもかかわらず、加算点を受けた事例が摘発された。選管委は19年8月、工業書記補3人を選ぶキャリア競争採用試験の書類選考で、A氏にキャリア点数9点を与えた。このキャリア点数は、国家、地方自治体、公共機関で電気設備などの経歴がなければ受けることのできない点数だが、A氏は私立の学校法人でのみ勤務した。A氏は誤った点数の合算で書類選考に合格した。

逆に、加算点付与対象であるにもかかわらず、加算点を受けられず落ちたケースもあった。プログラム開発経歴3年3ヵ月のB氏は、19年11月、電算書記補5人を選抜するキャリア採用試験の書類選考に志願した。規定通りなら加算点11点を受けて4位で書類選考に合格するところを、点数が規定通りに受けられず不合格となった。

監査院は監査結果を基に、今後、キャリア競争採用の際、審査員に対する教育を強化し、人事革新処の規定を参考にして採用試験を実施するよう指摘し、盧泰嶽(ノ・テアク)中央選管委員長に注意処分を下した。監査院関係者は、「経歴点数が誤って算定され、書類選考に合格した志望者が最終面接では不合格となった」とし、「意図的に優遇しようとしたわけではないと判断し、注意処分を下した」と説明した。現在、監査院は中央選管委及び市・道選管委の職員の子どもや知人に対する特恵採用疑惑に関しても資料を収集している。


金埈馹 jikim@donga.com