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ロッテワールドタワーを素手でよじ登った英国人男性逮捕

ロッテワールドタワーを素手でよじ登った英国人男性逮捕

Posted June. 13, 2023 08:29,   

Updated June. 13, 2023 08:29


高さ555メートルで世界で5番目に高いロッテワールドタワーの外壁を、許可なく素手で登っていた英国人の男性が、4時間ぶりに警察に捕まった。

12日午前、ソウル松坡(ソンパ)警察署は、午前9時3分頃、無断で外壁を登っていた英国人ジョージ・キングトンプソン氏(24)を建造物侵入容疑の現行犯で逮捕したと発表した。警察によると、キングトンプソン容疑者は、同日午前5時ごろから背中にパラシュート装置を背負ったまま、素手で外壁を登り始めた。これを発見した建物の管理所側は午前7時50分頃、警察に通報した。

警察から協力要請を受けた消防当局は、車両12台などを動員して午前9時頃、ロッテワールドタワーの72階と73階の間の約300メートルの高さでキングトンプソン容疑者を建物外壁に付着したゴンドラに乗せて、建物の内部に入るようにした。ロッテワールドタワーは、地下6階、地上123階の建物だ。

警察の取調べでキングトンプソン容疑者は、「ロッテワールドタワーに上がって飛行するのが長い間の夢で、6ヶ月前から計画していた」とし、「3日前に入国して一日はモーテルに泊まり、二日間はホームレスだった」と供述したという。彼は高い建物からパラシュートで飛び降りるスポーツである「ベースジャンピング」をするために入国したことが分かった。彼は2019年、英国で最も高いビルである地上87階、高さ310メートルの「ザ・シャード」を無断でよじ登って捕まったため、3ヶ月間服役した。

2018年も、フランスのロッククライマーのアラン・ロベール氏(61)が、ロッテワールドタワーの外壁を無断で75階まで登り、業務妨害の容疑で警察に逮捕された。しかし、ロッテ側が処罰を望まないという意思を明らかにし、処罰は行われなかった。


ソ・ソルヒ記者 facthee@donga.com