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ゼレンスキー大統領、21日のG7会議に出席

ゼレンスキー大統領、21日のG7会議に出席

Posted May. 20, 2023 08:21,   

Updated May. 20, 2023 08:21

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ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)が、21日まで広島で開かれる主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)に出席する。ゼレンスキー氏は、閉幕日の21日に会議に出席するために20日に日本を訪れると、日本メディアが伝えた。米国が提供する軍用機に乗って来るとみられる。

ゼレンスキー氏は当初、テレビ会議で出席すると伝えられていたが、ウクライナに侵攻したロシアに対抗する意志をG7だけでなく国際社会に強く伝えるために出席を決めた。ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は同日、地元メディアに出演し、ゼレンスキー氏の広島訪問のニュースを伝え、「非常に重要なことがそこで決定される。私たちの利益を守るために大統領の存在が絶対に必要だ」と強調した。

ゼレンスキー氏は広島でバイデン米大統領、岸田文雄首相と2国間会談を行う方向で調整中だ。

ゼレンスキー氏は、G7サミットで各国首脳に軍事支援の拡大を求めるとみられる。日本経済新聞は、「ウクライナが米国のF16戦闘機など最新鋭装備の供与を要請するとみられる」とし、「ゼレンスキー氏は米国などの最新装備が必要だという立場だが、バイデン政権は慎重な姿勢だ」と指摘した。

米紙ニューヨーク・タイムズは、ゼレンスキー氏が出席することで、中立を標榜する国々が既存の立場を堅持することは難しいという当局者らの発言を伝えた。広島G7サミットの参加国のうち、インド、ブラジル、ベトナムなどが比較的ウクライナ戦に距離を置いてきた。

ウクライナは昨年2月のロシアの侵攻で奪われた領土を奪還するための反撃を間もなく開始する予定だ。NHKは、「ゼレンスキー大統領はG7サミットを領土奪還を目指す反転攻勢を成功させるための足がかりにしたい考え」と分析した。ウクライナは、岸田氏が被爆地広島でのG7サミットの開催を通じて核不拡散のメッセージを強調していることを受け、ロシアの核脅威にG7参加国が強く声を上げることを期待している。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com