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曺国氏の総選挙出馬説、野党内部で「また川に落ちるのか」と懸念の声

曺国氏の総選挙出馬説、野党内部で「また川に落ちるのか」と懸念の声

Posted May. 13, 2023 08:25,   

Updated May. 13, 2023 08:25

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「共に民主党が『曺国(チョ・グク)の川』をまだ渡れずさまよっているのに、今、川に落ちようという話だ」

「共に民主党」の趙応天(チョ・ウンチョン)議員が最近、党内外で浮上している曺元法務部長官の来年の総選挙の出馬説と関連して反対の考えを明らかにした。趙氏は12日、KBSラジオ番組で、「民主党に『ネロナムブル(私がやればロマンス、他人がやれば不倫)』のレッテルが押されたのが「曺国事態」であるとし、曹氏が出馬すれば、「来年の総選挙は政権審判ではなく、野党審判になるだろう」と述べた。曹氏一家の入試不正など国民的な反感を買った「曹氏事態シーズン2」に巻き込まれる可能性があるということだ。

曹氏本人は出馬するかどうかについて発言を控えているが、同党では懸念が高まっている。親李(親李在明)系座長の同党の鄭成湖(チョン・ソンホ)議員は前日、YTNラジオ番組で、「選挙は個人の名誉回復の場ではない」とし、「曹氏は裁判中なので、裁判を通じて本人の名誉を回復することが優先だ」と明らかにした。鄭氏は、「曹氏が出るとすれば、核心支持層の結集には役立つだろうが、果たして中道層の国民世論はどうなるのか、曹氏も悩んでいるのではないか」と付け加えた。

曹氏は2月、1審で入試不正と柳在洙(ユ・ジェス)元釜山市経済副市長に対する監察もみ消しなどの容疑で懲役2年の実刑を宣告された。2019年12月に起訴されてから約3年2ヵ月経って裁判所の判断が下されたが、来年の総選挙まで最高裁の確定判決が出ない場合、総選挙への出馬は可能だ。さらに、曹氏の娘・チョ・ミン氏の出馬説も浮上しているが、チョ・ミン氏は「政治の道に入ることを考えたことはない」と話した。


朴訓祥 tigermask@donga.com