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「親尹系」か「非主流系」か、太永浩氏の後任めり与党内部で意見交錯

「親尹系」か「非主流系」か、太永浩氏の後任めり与党内部で意見交錯

Posted May. 12, 2023 08:19,   

Updated May. 12, 2023 08:19

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与党「国民の力」は、党倫理委員会における懲戒処分を控えて自ら辞任した太永浩(テ・ヨンホ)前最高委員の後任を1ヵ月以内に選出することにした。新最高委員の人選に関連し、党内からは「『ワンチーム』のために親尹(尹錫烈大統領系)議員が必要だ」という主張と、「院外や全羅道(チョルラド)出身の人物を選んで刷新しなければならない」という意見が交錯している。

与党の姜旻局(カン・ミングク)首席報道担当は11日、最高委員会後、記者団に対し、「(新任)最高委員の選出期限は6月9日だ」とし、「来週月曜日(15日)に最高委で、選挙管理委員会の構成案について議決する予定だ」と述べた。当初、最高委員1人のポストを空席のままにする案も検討されたが、金在原(キム・ジェウォン)最高委員が党員権1年停止処分を受けて最高委に出席できなくなったため、太氏の後任を選ぶことにした。

党執行部は、最高委員の補欠選挙を雑音なく行うため、近く交通整理に乗り出す計画だ。党内選挙を行う代わりに候補を事前に一人に絞って事実上推戴するという考えだ。このため、党内では3・8党大会の最高委員選挙に出馬し、予備選挙で脱落した李晩熙(イ・マンヒ)、朴成重(パク・ソンジュン)、李鏞(イ・ヨン)議員らが候補群として挙げられる。いずれも親尹系の議員だ。

しかし、「『党員100%』の投票によって親尹系一色で構成された執行部が議論を呼んでいるので、政治的にカラーを異にする最高委員が必要だ」という主張も無視できない。与党の関係者は、「大統領室や党員にのみ目を向ける人が新しい最高委員になって失言でもすれば、金起炫(キム・ギヒョン)代表体制は本当に終わる可能性がある」と話した。ある与党議員も、「院外や全羅道出身など、党執行部の構成が裾野を広げる機にならなければならない」と話した。このため、尹喜淑(ユン・ヒスク)前議員や全羅北道南原(チョルラブクド・ナムウォン)・任実(イムシル)・淳昌(スンチャン)を選挙区にしている李容鎬(イ・ヨンホ)議員なども候補に下馬評にあがっている。李議員は同日、YTNラジオで、「最高委員の提案があれば考えはあるか」という質問に、「コメントしない」と話した。


チョ・グォンヒョン記者 buzz@donga.com