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ナチス統治下で富、2012億ウォンの宝飾品が競売に

ナチス統治下で富、2012億ウォンの宝飾品が競売に

Posted May. 02, 2023 08:36,   

Updated May. 02, 2023 08:36

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ナチス・ドイツに協力して統治下で富を築いたドイツ人が、ユダヤ人から安価で買い取った宝飾品を競売に出品した。

AFP通信は先月30日(現地時間)、ドイツ人億万長者の夫から1987年に約10億ドル(約1兆ウォン)の財産を相続したハイディ・ホルテン氏(昨年死亡)が所蔵する宝飾品約700点が、今月、競売大手クリスティーズに出品されるという。クリスティーズ側は、「ダイヤモンド、ルビーのような宝石とヴァンクリーフ&アーペル、カルティエ、ティファニーなどの宝飾品が含まれた、前例のない価値あるコレクションになるだろう」と紹介した。

総予想落札額は1億5千万ドル(約2012億ウォン)で、過去10年間「最も高価な宝飾品競売」の座を守ってきた女優エリザベス・テイラーの記録(1億1600万ドル)を破る可能性もあるという。

ホルテン氏の夫、ヘルムート・ホルテン氏は、かつてナチスが強制的に売却させたユダヤ人の事業を安価で買い取って富を築いたという。今回競売に出品された宝飾品もこのような「略奪品」に違いないという指摘が少なくない。ホルテン氏は、このような主張が事実ではないことを証明するために、昨年、歴史学者に研究を依頼した。しかし、この過程で夫が「事業を売らないと刑務所に送る」とユダヤ人を脅迫したという証言などが相次いだ。

論争が大きくなると、クリスティーズ側は競売紹介文に、「ホルテン家が、売却を余儀なくされたユダヤ人の事業を購入した」という説明を追加した。また、ホルテン財団が、競売の収益金を寄付することにし、クリスティーズも競売手数料の一部をホロコースト研究や教育に提供すると明らかにした。米紙ニューヨーク・タイムズは、「ナチス協力者の偽善という指摘が絶えない」と指摘した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com