![](https://dimg.donga.com/i/620/0/90/ugc/CDB/JAPANESE/Article/64/4f/00/d3/644f00d315f8d2738245.jpg)
与党「国民の力」の金起炫(キム・ギヒョン)代表(写真)が、飲酒運転歴のあるドライバーの車に「飲酒運転始動ロック装置」の設置を義務づける法案を5月1日に発議する。東亜(トンア)日報が「道路上の命を守るM-Tech」シリーズを通じて紹介した飲酒運転始動ロック装置導入の立法化に乗り出したのだ。
金氏は30日、報道資料を通じて、「罰則強化や取り締まりだけでは44%を超える(飲酒運転)再犯率を下げるには限界があるため、『飲酒をすると運転できない』という認識を植え付けるために飲酒運転防止装置装着義務化の法案を推進する」と明らかにした。
飲酒運転始動ロック装置は、運転者の呼吸から一定基準以上のアルコールが検出されると始動できないようにする装置だ。改正案は、飲酒運転違反者にこの装置を最大5年間装着することを義務づける「条件付き運転免許証」を発行するよう規定した。装置の購入及び設置費用は飲酒運転者本人が負担しなければならない。装置を無断で解除したり操作する場合、3年以下の懲役または3千万ウォン以下の罰金に処せられる。
改正案は、金氏が3月の党代表選挙後、代表発議者として初めて提出した法案だ。金氏は先月、大田(テジョン)の児童保護区域内で9歳のベ・スンアさんが飲酒運転事故で死亡すると、「飲酒運転防止装置義務化の法案を党レベルで推進する」と明らかにした。26日には同党指導部とソウル麻浦(マポ)警察署を訪れ、飲酒運転始動ロック装置を直接実演した。法案には、同党議員81人が共同発議者として名を連ねた。
同党関係者は、「野党『共に民主党』も同様の法案をすでに提出しており、野党と立法推進を協議する」と話した。
イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com