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ヌリ号、3回目成功すればは世界10番目の「スペースクラブ」

ヌリ号、3回目成功すればは世界10番目の「スペースクラブ」

Posted April. 25, 2023 08:39,   

Updated April. 25, 2023 08:39

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ヌリ号の3回目の打ち上げが成功すれば、韓国は自力で開発したロケットに国産実用人工衛星を搭載した10番目の国として名を連ねる。いわゆる「スペースクラブ」に加入するのだ。

スペースクラブとは、ロケットと衛星を自力で製作できる国を意味する。ヌリ号の2回目の打ち上げを通じて、すでに1トン以上の衛星を独自技術で打ち上げることができると証明されたが、実際に使用可能な人工衛星を打ち上げるのは、ヌリ号の3回目の打ち上げが初となる。2回目の打ち上げでは、計1.5トンの性能検証衛星および質量模写体を搭載した。今回の3回目の打ち上げでは、計504キロの小型衛星8基と衛星射出装置を搭載する。

現在、自力でロケットに実用人工衛星を搭載して発射した国は、ロシア(1957年)や米国(1958年)、欧州(フランスなど1965年)、日本(1970年)、中国(1970年)、インド(1980年)、イスラエル(1988年)、イラン(09年)、北朝鮮(2012年)の9ヵ国だ。このうちイスラエルとイラン、北朝鮮は300キロ以下の衛星発射能力だけを確保しており、1トン以上の衛星を打ち上げることができる国では、韓国が7番目となる。韓国航空宇宙研究院のオク・ホナム羅老(ナロ)宇宙センター長は、「戦略的に重要な衛星は、その大半が1トンを越えるため、通常実用級衛星発射能力を備えたと見る基準を1トンとする」と説明した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com