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「二度と同じ犠牲があってはならない」 飲酒運転事故で死亡したスンアさんに追悼の波

「二度と同じ犠牲があってはならない」 飲酒運転事故で死亡したスンアさんに追悼の波

Posted April. 11, 2023 09:00,   

Updated April. 11, 2023 09:00

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「スンアちゃん、もっと良い世界を作ってあげられなくてごめんね。君の未来を奪った悪い人たちは、必ずちゃんと罰せられるようにするよ。天国ではもっと輝けるように笑えることを祈るよ」

10日午後、ペ・スンアさん(10)が2日前の8日に飲酒運転車にはねられて死亡した大田西区屯山洞(テジョン・ソグ・ドゥンサンドン)のタンバン中学校前の歩道には、このような手紙やメモ、花束やお菓子などが山積みとなっている。ペさんの切ない死を追悼するための学校の友人と一般市民などの足が途切れない。

事故現場を訪れたチェ・ムンヨンさん(62)は、「何の罪もない子どもが、とんでもない事故に遭ったのが信じられない」とし、「犠牲者がこれ以上出てほしくない」と話した。

泥酔状態で飲酒運転事故を起こしたパン某氏(65)は、忠清南道(チュンチョンナムド)の道庁で課長級を務め、5年前に退任した元公務員であることが確認された。パン容疑者は同日午後、拘束前に被疑者尋問(令状実質審査)を受けるために大田地裁に入り、「遺族に申し訳ない」と話した。彼は警察で、「事故当日の昼12時半頃、集まりがあって焼酎一本の半分ほどを飲んだ」と供述したという。

警察は、子供保護区域内での死亡や傷害事故を起こした加害者に対し加重処罰する「ミンシク法」を適用し、パン容疑者を特定犯罪加重処罰法上の子供保護区域における致死および危険運転致死、道路交通法違反などの容疑で拘束令状を申請した。また、パン容疑者と一緒に昼酒を飲んだ知人たちが飲酒運転を幇助したかどうかも調べる方針だ。ペさんの遺族たちは、「スンアのような被害者がこれ以上出ないよう、警戒心を高めたい」として、ペさんの顔と実名を公開した。


李基鎭 doyoce@donga.com